皆様こんにちは、いつも当店のブログをご愛読頂き誠にありがとうございます。今回のブログは、プリウスの『スパークプラグ』についてです。スパークプラグは、ガソリンを燃焼させる為の火を付ける部品で、ガソリンエンジンの要とも言える重要なパーツの１つです。車検の際に交換を進められる事も多いので、皆様も１度は耳にした事があるパーツではないでしょうか。プリウスにもガソリンエンジンが搭載されていますので、こちらのスパークプラグが備わっています。

３０プリウスに標準装備されているスパークプラグは、『20万キロ無交換』と謳われているもので、長持ちする設計の物が装着されております。実際に10万キロ無交換の車両も珍しくありません。今回交換した車両も、大きな不具合があって交換したわけではないのですが、アイドリングストップする直前に回転数が不安定になり、異常な振動が発生する事がございました。

今回使用したプラグは、NGK製の『Premium RX』という商品です。プリウスの純正プラグはDenso製なのですが、ユーザー様からの評判も良いこちらの商品を装着していきます。こちらのプラグの耐久性能は、メーカー公称値は１２万キロとなっております。こちらの数値はお車の仕様や使用環境によって異なりますので、参考までにお考えください。

Denso製の３０プリウス用のプラグ（写真左）と今回取り付けたNGK製（写真右）を比べてみました。外側電極の形状が若干違います。

イグニッションコイルを取り外し、スパークプラグを取り外します。３０系プリウスの場合、ワイパーカウルの下側にプラグホールがある為、少し取り外しにくいです。

取り外したプラグです。新品と比べ、汚れてはいるものの、致命的な損傷はありません。プラグの消耗具合も、皆様それぞれの使用環境によって様々です。NGK、Densoのホームページでは、プラグの特性やトラブル事例など、詳しく記載がございますので、気になる方は是非ご覧になってみて下さい。

交換後の調子ですが、とても良くなりました。アイドリングが不安定になる事も無くなり、エンジンの音も気持ち静かになった印象を受けました。更に、３０プリウス前期型特有の、一定の回転数で走っているときに起こる『内装ビビり音』がマシになりました。エンジンが滑らかに回るようになり、振動が抑えられた事が要因の一つかなと思います。

スパークプラグのような消耗品は、車検と同時に交換される方が殆どでは無いかと思います。ただ、車検の際に交換部品が多くなると、税金関係の諸経費と重なって、まとまった出費となってしまいます。当店では、お客様のライフスタイルに合わせ、メンテナンスの時期をある程度ずらすご提案も可能です。もちろん、愛車の調子を更に良くしたい、といったお客様が自主的にされたいメンテナンスのご相談も大歓迎です。整備やメンテナンスは不具合が起こる前に行う事で、関連する他の部分への悪影響を最小限に抑える事ができます。結果的に出費を抑える事もできたりするので、当店としてはこまめなメンテナンスをオススメ致します。

外出自粛などで、大型連休中はお車に乗られない方も多くなると思います。毎日乗っていたお車が数日間動かないだけでも、調子が変わったりしますので、少しだけでも構いませんので、普段頑張ってくれている愛車の調子を気にしてあげて下さい。些細な疑問でも結構ですので、気になる事がございましたらお気軽にご相談下さい。よろしくお願いいたします。

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