ZVW30プリウス 前期型 ハイブリッドシステム異常

皆様こんにちは、お世話になっております。日頃より当店のブログをご愛読いただき誠に有難うございます。初めての方もご訪問誠に有難うございます。こちらはプリウス専門店Kyoei Japan』のスタッフブログになります。プリウスの修理パーツの取り付けイベント情報などを不定期で更新させていただいております。

 

今回の修理内容は、福知山市にお住いのお客様よりご依頼を頂き、30型プリウス前期型の、ハイブリッドシステムエラー(異常)の修理を行わせていただきました。

メーターパネル内には、バッテリーが異常を起こしている時と同じ表示が出るのですが、診断機を繋いで見ると、こちらの『 P0AA6 高電圧系絶縁異常 』異常が検出されました。高電圧系絶縁異常は、回路内で漏電やショートなどが起きた際に検出されます。詳細コードで辿ると、ハイブリッドバッテリー、ボルテージセンサー辺りでの異常が起きているようです。

ハイブリッドバッテリー周辺の点検を始めるとすぐに嫌な感じの兆候が見つかりました。雨漏りの跡でしょうか、水が流れた跡が見られます。周辺に堆積したホコリも湿気を帯びて、こびり付いたような状態です。

内張を外すとリアショックの付け根あたりから雨漏りがあります。

湿気の影響もあり、バッテリーモジュールの端子には青錆が発生しています。

青錆やホコリを軽く掃除すると異常は点灯しなくなりました。青錆によって電気が本来通るべきではない所へ逃げてしまい、異常が点灯していたことが考えられます。

湿気を帯びたホコリが堆積していた冷却ファン、ダクトも、今後のトラブルの原因となる事が懸念されます。

見えない部分ですが、普段掃除が簡単にできる箇所ではないので、お客様に代わって清掃させて頂いております。

ボディーの雨漏りが見られた部分も、シーラーで応急処置を施しました。高圧洗浄機等の、大きな水圧がかからなければ、浸水は防げそうです。

 

今回は、ハイブリッドシステム異常の中でも、少し特殊な症状でした。ハイブリッドシステムの異常 = バッテリーの不具合と連想してしまいがちですが、今回のような症状も起こりうるので、まずは専門的な知識を持ったショップに相談しましょう。ハイブリッドバッテリーを含む高電圧回路の場合、適切な修理を行わなければ、修理代金も跳ね上がってしまう恐れがありますので、注意が必要です。当店では、ハイブリッドバッテリーをはじめとした、プリウスに起こる様々なトラブルに対応できる体制を整えております。

一昨年は20プリウスの修理が多い年で、去年は20プリウスよりも30プリウスの入庫が多い年でした。今年は更に30プリウスのトラブルが増えてくる可能性がございます。些細な不具合でも構いません、プリウス専門店『Kyoei Japan』までお気軽にお問い合わせください。それでは、本年もよろしくお願い致します。

 

最後まで読んでいただき誠に有難うございます。こちらのブログに辿り着いた方は、プリウスに関する何らかのトラブルや、今後起こりうるトラブルについて気になる事や不安を抱えられているのではないかと思います。当店のブログには、トラブルの情報や、修理事例、プリウスの特性など、たくさんのブログ記事を作成しております。皆様のお悩みを解決する為のツールになればと思いますので、1度ご覧になってみてください。また、修理のお見積もりなど、下記のリンクよりお気軽にご相談いただければと思いますので、よろしくお願い致します。

 

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