お仕事中にも容赦無く…NHW20 プリウス インバーター側ウォーターポンプ交換、レッカーにて入庫

皆様こんにちは、お世話になっております。日頃より当店のブログをご愛読いただき誠に有難うございます。初めての方もご訪問誠に有難うございます。こちらはプリウス専門店Kyoei Japan』のスタッフブログになります。プリウスの修理パーツの取り付けイベント情報などを不定期で更新させていただいております。

今回のブログは、NHW20プリウスハイブリッドインバーター側のウォーターポンプ交換です。20系プリウスのインバーター側のウォーターポンプの不具合は定番のトラブルですが、壊れ方が複数パターンございます。ほとんどの場合は気付かないうちにウォーターポンプの回転が止まる、或いは回転数が落ちる事でインバーターが加熱され、ハイブリッドシステム異常が点灯するパターン、もう一つは、ウォーターポンプが焼き付いて煙が出てヒューズが飛んでしまい、エンジンの始動が出来なくなるパターンです。

今回入庫したお客様のパターンは後者の方で、京都市内からのお仕事中、コンビニで休憩されていた所でエンジンルームから白煙が上がり、走行不能となったそうです。この状態になれば走行が難しくなりますので、ロードサービスでの入庫となりました。

今回はロードサービスのドライバーの方が当店のお話をお客様にして頂いたようで、お客様が『専門店にお任せしたい』と当店への入庫を希望して頂きました。このようなご要望を頂ける事はものすごく光栄です。

入庫時にはAM2のヒューズが交換されていた為、エンジンの始動はできる状態でした。ヒューズが飛んだ事であらゆる部分の故障コードが確認できます。

エンジンは始動可能で、工場内を移動する事はできますが、ブレーキの故障コードも出ているためブレーキの効きがものすごく悪くなり、このまま走行すると危険な状態です。

入庫した時点でお車からは焼け焦げたような匂いが漂ってきます。ボンネットを開けて点検した所、目視でウォーターポンプの破損が確認できました。

ウォーターポンプのブラケットには樹脂が溶けてこびり付いた痕跡があり、

取り外したウォーターポンプ背面には穴が空いています。故障コードに関しては、ウォーターポンプのコードではありませんが、これらの要素からもウォーターポンプの故障で間違いなく、交換作業に入ります。

 

ウォーターポンプの交換後は念入りに試運転を行わせていただき、異常が点灯しない事を確認した上で作業完了となります。今回は、お客様がお仕事中でのアクシデントだったということもあり、代車をすぐにご用意させていただきました。少しタイムロスはあったかと思いますが、そのままお仕事にも戻っていただけたようで良かったです。

交換後の写真です。赤丸で示す部分にウォーターポンプが備わります。ウォーターポンプの交換は2〜3時間で完了しますが、パーツの在庫が無ければお車を1晩お預かりさせて頂くこととなりますので、トラブルが起る前の予防整備として日帰り修理をご希望される際は、事前にご連絡をいただければと思います。

 

最後になりましたが、この度は当店へのお仕事のご依頼誠にありがとうございました。当店には遠方からご来店頂くご新規のお客様も多い為、今回のような出張中のトラブルにも柔軟に対応させて頂きます。見知らぬ土地でお困りの際にもぜひお気軽にご相談ください。よろしくお願い致します。

 

最後まで読んでいただき誠に有難うございます。こちらのブログに辿り着いた方は、プリウスに関する何らかのトラブルや、今後起こりうるトラブルについて気になる事や不安を抱えられているのではないかと思います。当店のブログには、トラブルの情報や、修理事例、プリウスの特性など、たくさんのブログ記事を作成しております。皆様のお悩みを解決する為のツールになればと思いますので、1度ご覧になってみてください。また、修理のお見積もりなど、下記のリンクよりお気軽にご相談いただければと思いますので、よろしくお願い致します。

 

お問い合わせ、お見積もりは『コチラ

 

その他、関連記事をリンクにまとめておりますので是非ご覧ください。

『日本の夏の必需品』 エアコンシステム不調 電動コンプレッサー交換 平成23年式、30プリウス前期型

NHW20 プリウス ハイブリッドシステム異常 HV インバータ交換

 

Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service

623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL