『日本の夏の必需品』 エアコンシステム不調 電動コンプレッサー交換 平成23年式、30プリウス前期型
皆様こんにちは、お世話になっております。日頃より当店のブログをご愛読いただき誠に有難うございます。初めての方もご訪問誠に有難うございます。こちらはプリウス専門店『Kyoei Japan』のスタッフブログになります。プリウスの修理やパーツの取り付け、イベント情報などを不定期で更新させていただいております。
今回のブログは、ZVW30型プリウスの『エアコン』の修理です。お客様より『エアコンが効かなくなった』とご連絡を頂き、まずは点検からスタートです。
入庫時の点検では、コンプレッサーが回っていませんでした。30型プリウスのエアコンコンプレッサーは、ベルト駆動の機械式ではなく、家庭用エアコンに近い構造の『電動コンプレッサー』方式です。今回は電気的な故障でしたので、コンプレッサー本体の交換となりました。写真赤丸の部分が電動コンプレッサーです。電動コンプレッサーにはオレンジ色の配線が入っています。オレンジ色の配線は『高電圧回路』ですので、安全対策をしっかりと行った上で作業に取り掛かります。
取り外したコンプレッサーです。従来のガソリン車に搭載されるベルト駆動のコンプレッサーに比べてコンパクトな印象を受けます。電動コンプレッサーになる事で、信号待ちのアイドリングストップ中でもエアコンが切れることは無くなりました。ベルトも必要なくなり、交換が必要な消耗品も減りました。さらにはエアコンの使用による燃費の悪化やパワーの低下も少ないメリットがあるのも特徴です。
今回はコンプレッサーの異常でしたが、写真のエアコンコンデンサー(熱交換器)内部や付随する配管内部の洗浄もさせて頂きました。コンプレッサーを交換しても、この辺りに異物が残っていると不具合の原因となる恐れがあります。
清掃のついでにリキッドタンクに備わるフィルター、ドライヤーも交換です。
こちらが今回使用する電動コンプレッサーです、お客様の様のご予算に合わせて今回は『リビルト品』を使用していきます。
取り外しと逆の手順でコンプレッサーを取り付けていきます。ベルトがない分スペースには余裕がある印象を受けました。
部品の取り付けが終わればエアコンマシンを使用してガス漏れが無いかチェックを行い、規定量のエアコンガスを注入していきます。電動コンプレッサーに関しては、ガスの量がシビアになっていますので、目分量でガスを補充することがトラブルにつながる恐れがあります。当店では専用のエアコンマシンを使用しておりますので、その辺りは問題ありません。
今回ご依頼頂いたお客様の30プリウスは前期型ではありますが、外装がG’s 仕様になっている事が目を引きます。外装だけでなく、サスペンションやロアーブレース、シート等もG’s専用パーツでアップグレードされていました。お車に愛着を持たれていれば『トラブルが起きたら乗り換える』という選択をしづらくなるのでは無いかと思います。当店では、『プリウスを大事にしたい』と考えておられる皆様のお力になれるよう、できる限り無駄のない修理プランをご提案させて頂きます。
最後になりましたが、今回はエアコンの修理のご依頼誠にありがとうございました。当店はハイブリッドバッテリーの交換のイメージが定着しつつありますが、そのほかの修理も大歓迎ですので、お気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただき誠に有難うございます。こちらのブログに辿り着いた方は、プリウスに関する何らかのトラブルや、今後起こりうるトラブルについて気になる事や不安を抱えられているのではないかと思います。当店のブログには、トラブルの情報や、修理事例、プリウスの特性など、たくさんのブログ記事を作成しております。皆様のお悩みを解決する為のツールになればと思いますので、1度ご覧になってみてください。また、修理のお見積もりなど、下記のリンクよりお気軽にご相談いただければと思いますので、よろしくお願い致します。
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30系プリウス 前期 ハイブリッドバッテリー交換と、予防整備について解説します
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