ZVW30プリウス 前期 ツーリングセレクション LEDヘッドライトからハロゲンヘッドライトに交換

皆様こんにちは、お世話になっております。今回のブログは、ZVW30プリウス ツーリングセレクションにお乗りのお客様よりご依頼を頂き、純正のLEDヘッドライトユニットから、社外のハロゲンヘッドライトユニットに交換する作業を行いました。

こちらが純正の状態のLEDヘッドライトです。取り外しにあたり、フロントバンパーを取り外します。

LEDヘッドライトユニットは、ヘッドライト内に、制御関係のコンピューターが入っていたり、何かと複雑なのに対して、ハロゲンヘッドライトユニットは割とシンプルな作りなのも特徴です。それに伴い配線の数や形状も異なるため、

専用の変換ハーネスも今回用意しました。

こちらが変換ハーネスです。ただ、用意した変換ハーネスと、今回取り付けるヘッドライトで配線が合わない部分があったので、こちらをさらに加工します。ポジションランプの配線が取れなかった為、使用しなくなったレベライザーモーターの電源から引き直しです。

純正のハーネスに配線を組み込みます。トヨタ車のハーネスは配線の場所の入れ替えが割としやすいです。線を切って繋ぐことも可能ですが、後々元に戻すことになった時に綺麗に戻せるような取り付け方で作業を進めていきます。

ハロゲンのままではライトが暗くなってしまいますので、ロービーム側には高効率のLEDバルブを取り付けます。IPF製のLEDバルブは、配光も良く、保証もしっかり付きますのでオススメです。昨今では、割安なLEDバルブが増えていますが、光が散ったり、光軸調整時にヘッドライトのカットラインが綺麗に出ず、車検に通らなかったりするので注意が必要です。

配線が完了し、車体に組み付け、点灯テストをします。

そのまま取り付けるとこのような異常が点灯しました。ヘッドライトに入る配線の数がハロゲンヘッドライトとは異なるため、現状のままでは異常を消去する事ができません。

ヘッドライトを制御しているのは、こちらのマルチプレックスボディーコンピューターと言う部品です。左がLEDヘッドライト用のコンピューター、右がハロゲンヘッドライト用のコンピューターです。

こちらのコンピューターで、ルームランプやメーター照明等、様々な電装品の制御を行っています。今回は、こちらのコンピュータをハロゲンヘッドライト用に交換します。

交換後は異常も点灯せず、無事に作業完了です。

 

今回取り付けたヘッドライトは、US仕様(左ハンドル用)のヘッドライトの光軸を、日本での車検に対応する為に、右ハンドル用の光軸に加工した物でした。

ヘッドライトテスターで確認した所、なんとか適合するといった感じでした。光度がギリギリでしたので、ヘッドライトのバルブの種類や、プロジェクターの劣化度合いによっては車検に適合しなくなる恐れはあります。今回は車検対応で、しっかりカットラインの出る『IPF』製のLEDバルブを使用しました。最近では安価なLEDバルブを良く見かけるようになりましたが、カットラインが出ない物や光が散って光度が出ないものがある為、当店ではお勧めできません。

ヘッドライトがキレイになり、フェイスはかなり引き締まりました。右ハンドル用の光軸に改善した商品は当店としても興味のある商品でしたので、実物に触れる機会を頂けて誠に感謝しております。

このような少し変わったヘッドライトへの交換のご相談も受け付けますので、お気軽にお問い合わせいただければと思いますので、宜しくお願い致します。

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