車検と同時に予防整備やカスタムも、30プリウス後期型の場合。

2年に1回の義務となる『車検』は、多くの方が嫌な気持ちで受けていると思います。Kyoei Japanではそんな義務的な行事を少しでも有意義になるような内容にできないかと日々考えています。今回はその一例として、車検のタイミングで予防整備やアップグレードをおこなったお客様の事例を紹介していきたいと思います。

大切な車と向き合う時間に。

冒頭でも述べた通りで、『車検が楽しみ』と考える方は殆どおられないかと思います。車検には整備費用の他に、自賠責保険や重量税など、支払うことでユーザーの皆様にメリットが感じられない費用が含まれることもあって、出費もかさみがちです。ただ、プリウスを大切に思う方にとっては、愛車の現状を把握したり、今後起こりうるトラブルの芽を摘むための非常に良い機会となります。

今回のお客様は、ここ数ヶ月の間に数回ご依頼いただき、車検の際に交換が必要になりそうな部分も含めて予防的なメンテナンスを行なってきました。今回の車検でも、ブーツ破れや足回りのガタつき、異音などはありませんでしたが、お客様より予防的なメンテナンスや、質感を上げるカスタムなどをご用命頂きましたので、紹介していきます。

変化が体感できるメンテナンス。

まずご相談いただいたのが、エンジン始動時の振動についてでした。エンジン始動時の異音や振動の原因として挙げられる例としては、EGRバルブの汚れ、ガソリンを噴射するインジェクター、その出口周辺の汚れ、インテークマニホールドのつまりなどのエンジン吸気系に関わる部分の不具合、エンジンマウントの劣化による振動などが考えられます。

お客様のお車を点検させて頂いたところ、特にエンジンマウントに傷んでいる部分はみられませんでしたので、EGRバルブ周辺のメンテナンスからスタートしていきます。

各部の汚れ具合からすれば、エンジン始動時に不快な振動が発生してもおかしくない状態でした。プリウスは燃調のセッティングがシビアでもあるため、このような吸気系の汚れがエンジン始動時や、低回転時の異音、振動を生む原因となります。

また、汚れがなくなり燃調が最適化されることによって、プリウス本来の燃費を取り戻すことも可能です。

車検のルールに引っかかるようなトラブルで交換されることが多いのは、破れたゴムブーツや汚れたエアフィルターなど、目には見えるトラブルでありながら、交換後の恩恵をお客様が感じることはほぼ無いかと思います。

今回のEGRバルブ等のメンテナンスに関しては、振動の改善や加速性能の向上、燃費の改善など、お客様が体感できるような変化があります。その他にも、ATFの交換や、くたびれたサスペンションの交換、消耗して効きが悪くなったブレーキのメンテナンスなど、プリウスにおいて体感的な効果が高いメンテナンスは沢山あります。『車検に通らないから仕方なく』というスタンスから、『クルマをより快適に、安心して乗りたい』という価値観にシフトしていただくのも、弊社としての願いであります。

質感を高めて満足度アップ、長く乗るモチベーションに繋げる。

こちらも車検整備とは全く関係がない部分ですが、お客様からご要望を頂いたので、ステアリングホイールを交換しました。使用したのは後期レザーパッケージ用のステアリングです。本革巻きで手触りもすごく良いです。社外品でも本革製はございますが、純正の質感は他の製品には無い満足感が得られることと思います。

ステアリングに関しては毎日触れるところですので、綺麗になると満足度も非常に高いです。新車の手触りを体感したい方はぜひご検討ください。

最後になりましたが、今回のお客さまには愛知県名古屋市からご来店いただきました。中古で購入されたプリウスを、気になる部分から少しずつメンテナンスを始められ、今回の車検を終える頃にはかなり新車時のフィーリングに戻った印象です。補強パーツもうまく取り入れられており、オーナー様にとっては新車よりも満足度の高い1台に仕上がっているのではないかと思います。

Kyoei Japanでは、マニュアル通りの車検だけでなく、車検でのご来店機会を有効に使い、皆様それぞれにパーソナライズされたプランをご用意させて頂きます。特に遠方からご来店いただく方に関しては、一度に作業をまとめることで効率も上げることが可能です。プリウスを大切に思うすべての皆様に、今回のような車検プランをご覧いただきたく思います。この度は遠方からのご来店誠にありがとうございました。

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Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921 

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