30 プリウス 前期型 EGRバルブ清掃

皆様こんにちは、お世話になっております。先日書いたEGRバルブ(Exhaust Gas Recircuration 排気ガス再循環装置)に関する記事  へのアクセスが急増している今日この頃です。今回は、EGRバルブの不具合が原因と思われる異音が出始めた30型プリウス前期型の、EGRバルブを清掃させていただきました。

今回清掃をさせていただいたプリウスは、平成21年式で、走行距離は8万5千キロです。走行中は問題ありませんが、寒くなってくるとエンジン始動時にガタガタと音が出る症状です。このような症状が進行すると、アイドリング時にもガタガタと振動が出る恐れがあります。

30プリウスにお乗りの方であればご存知の方もおられるかと思いますが、こちらのEGRバルブという部品の不具合については、メーカー保証が5年から9年に延長されています。症状が出ている車両については無償交換が可能な部品ではあったのですが、平成21年から22年のプリウスは、9年保証の対象からも外れてしまいましたので、不具合が起きた場合は有償での修理が必要となります。今回の修理は、堆積した汚れが原因での不具合に対して有効な方法で、部品を交換するよりもリーズナブルに行うことができます。

今回はEGRバルブ本体、EGRバルブからインテークマニホールドに繋がるパイプの2つの部品を清掃していきます。

パイプの汚れ具合はこんな感じです。かなりカーボンが堆積しています。

EGRバルブ本体にもびっしりカーボンが堆積してました。表面から内部まで、クリーナーを使用して清掃を行います。

 

清掃後はこんな感じです。不具合の原因はバルブの動きが悪くなることです。内部もしっかり清掃することで、引っ掛かりが取れ、動きが良くなったことが確認できました。

清掃が終わればEGRバルブ、パイプを戻して作業終了です。清掃後はエンジン始動時の異音や振動も無く、スムーズでした。気持ちですが走行時のエンジン音も静かになり、燃費も良くなった感じです。カーボンの付着は排気ガスから発生する水分の影響も大きく、通勤距離が短い方、お買い物などで短い距離しかプリウスに乗られない方は、このような症状を起こすことも多いと推測できます。

昨今では中古車をお選びの際などに、その車の良さはもちろん、よく不具合を起こすポイントなど、あらゆる方面から情報収集が可能な時代となっております。修理の際も同じで、『プリウス EGR』と検索すれば莫大な情報が表示され、不安にさせられるような書き方をされているページも見受けられます。『 不具合を起こした車が修理をすることによって調子が良くなる 』という目的は同じですが、『そこに辿り着く方法』もお客様にお選びいただける時代です。当店では一般的な定説に捉われず、修理に関してもお客様1人1人に合う修理のご提案をさせて頂きます。それが『修理内容』であったり『ご予算』であったり『作業時間や日程』であったり様々です。

変化の激しい時代に対して、皆様の求めているニーズへ常にアンテナを張りながら、今後も『情報』として発信していきたいと思いますので、皆様宜しくお願い致します。

 

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30 プリウス EGRバルブ、インテークマニホールド清掃

ZVW30プリウス 前期型 ハイブリッドシステム異常

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