異音が出る前に、ZVW35プリウスPHV ハブベアリング、ドライブシャフト交換。
4輪車で異音を発生させるトラブルの原因としては比較的メジャーなハブベアリング、プリウス特有のトラブルの原因となっているドライブシャフト、今回は双方の部品を故障する前の予防整備として交換させて頂きました。
常に過酷な状況にさらされる『ハブベアリング』
ハブベアリングは、自動車のタイヤがスムーズに転がるように備わる軸受にあたる部品で、走行している状態では常に回転している部品です。ハブベアリングは一定期間で摩耗するため、長く乗り続けると異音が発生するケースがあります。ハブベアリングの異音はプリウスでも発生することがあり、Kyoei Japanでも交換事例が年々多くなっています。
交換に至る経緯は異音が発生した事によって交換するパターンと、異音が発生する事を見越して予防的に交換するパターンがあり、今回のお客様は後者の予防整備でのご依頼でした。ハブベアリングからの異音は微細なものから大きく出るものまで様々ですが、異音がで始めるとこのまま走行し続けても大丈夫なものかと不安に感じることもあります。
異音の発生だけではなく、ハブベアリングの劣化によって少しづつ転がり抵抗の増加も起こります。回転部品で必ず劣化してくるものですので、当店としては予防整備も無駄ではないと考えております。新車に近い性能を取り戻すという観点で、これからプリウスに乗り始めるという方にもお勧めなメンテナンスです。
気になりだすと気になる、減速時の異音。
こちらのブログでもちょくちょく紹介させていただいている減速時のカタカタという異音、こちらの原因は殆どの場合でドライブシャフトが起因となっています。
お客様のプリウスも若干ではありますが左側からの異音がありました。こちらの異音は小さな音で発生しているケースも多く、気にせずに乗られている方が多いのも現状です。お客様の場合は今後異音が大きくなることを懸念されておりましたのと、これからも長く乗り続けたいということで左右同時にドライブシャフトを交換させて頂きました。
ドライブシャフトの交換時にはATF(トランスミッションオイル)も一定量抜けてしまいますので、同時に交換していきます。今回はワコーズ製のオイルでアップグレードです。ドライブシャフト、ハブベアリング共に費用はかかってしまいますが、日々の安心安全なドライブを手に入れるという点では、かけがえの無い価値があるのではないでしょうか。
常に万全に近い状態で。
今回は、ハブベアリングの交換、ドライブシャフトの交換ともに予防整備でのご依頼でした。以前からトラブルが起きる前の予防整備を続けて来られており、お車の状態としてはかなり良い状態を保っておられます。
このようなトラブルが起きる前の予防整備で万全に近い状態を保てれば、日々のドライブも安心感があり、万全に近い状態であれば小さなトラブルにも早く気づくこともできます。愛車の調子を限りなく万全に近い状態で維持することも少しレベルが高いですが、プリウスが好きな皆様はぜひ参考にしていただければと思います。最後になりましたが、この度は愛知県からのご依頼誠にありがとうございました。
作業内訳
平成24年式 ZVW35 プリウスPHV
フロントドライブシャフト交換 左右
ハブベアリング交換 前後
ATF交換 ワコーズプレミアムS
所要時間 約6時間
お問い合わせ、お見積もりは『コチラ』
Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service
〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地
Tel:0773-42-6921
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。