増加傾向のトラブル、 30系プリウス ステアリング周辺からの異音修理
主に低速走行時に気になる、ステアリングに伝わって響く異音の発生が、30系プリウスやプリウスαに増加傾向です。今回も低走行の30プリウスが異音のご相談で入庫しました。
走行距離問わず発生する症状。
今回ご入庫いただいたプリウスは、30プリウスの後期型、年式は平成26年式でモデルの中では末期に近いモデルです。走行距離は3万km代とかなり少なめ、中古車としては良質な個体を手に入れられたお客様ではありますが、段差で車内に響くカタカタという異音が気になるということで、今回のご入庫を頂きました。

異音の確認を行ったところ、比較的軽微ではありますが、ステアリングコラム内部からの異音が確認できました。お客様のプリウスはツーリングセレクションで、昨今ではステアリングコラム内部、パワーステアリングモーター周辺からの異音が発生する事例が増加しています。
この異音に関しては走行距離が少なくても発生する事例が多く、今回のような3万km代の車両でも発生することがございます。ただ、異音が発生した場合に必ずステアリングコラムから発生している訳ではございませんので、この辺りの原因の見極めが重要となります。特にステアリング周辺は交換部品も高額になりがちですので、注意が必要です。今回は点検の結果ステアリングコラム内部からの異音が疑われましたので、現物を使用しての修理となりました。
修理代金の無駄を少しでも省くために。
今回行った修理としては、ステアリングコラム本体を再利用できるため、パワステユニットを全て交換するよりも半額程度での修理が可能となります。分解後はコンピュータを使用しての調整なども必要となるため、専門的な知識と設備は必要となります。

このような修理に関しては修理書などには記載されていませんが、Kyoei Japanでは現場で蓄えたノウハウを使い、皆様の需要に合わせた少しでも無駄の少ない修理のご提案をさせて頂きます。
最後になりましたが、今回は静岡県よりお越しいただきました。遠方からのご来店誠にありがとうございました。お客様は以前の愛車も30系プリウスで今回のプリウスはご自身で2代目の30プリウスとなります。

全体的には程度もすごく良い車両で、前オーナー様が大切にされていた感じが伝わってきます。そんな綺麗なお車だからこそ今回のような異音も気になるのではと思いますし、修理後は快適な状態に戻ったため、これからはさらに楽しいプリウスのある生活を送っていただけるのではないかと思います。今後も気になる点がございましたらお気軽にご相談いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。今回のようなブログよりもさらに踏み込んだ情報を発信している有料会員様向けサイト『Kyoei Japan Premium』、全国各地からプリウス好きが集まるコミュニティーで、ここでしか得られない情報や楽しさがございます。登録はコチラからよろしくお願い致します。
Kyoei Japan (プリウス専門店)
〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地
Tel:0773-42-6921

この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。