万が一を防ぐ為に、プリウスα前期 水回りのメンテナンス。
これからゴールデンウイークにかけて、各地へドライブなどに出かける方も多いかと思います。そんなドライブの途中で車両のトラブルに見舞われたら、あまり考えたくないお話ですよね。今回は特にトラブルを発症すると厄介な『ウォーターポンプ』を中心とした水回りのメンテナンスを紹介していきます。
『走行不能』になる可能性。
今回ご依頼いただいたお客様の愛車は、ZVW41 プリウスαです。以前よりブレーキやハイブリッドバッテリーなど、トラブルが起きる前に予防整備をされてきました。今回も予防整備としてご依頼頂いたのが、エンジンに冷却水を循環させるための『ウォーターポンプ』を中心とした水回りの部品交換です。
30系プリウスやプリウスαのウォーターポンプは、エンジン側とハイブリッドシステムのインバータを冷却するインバータ側の2つがあり、今回はエンジン側のウォーターポンプを交換していきます。
エンジン側のウォーターポンプは、トラブルを起こした場合にその場で走行出来なくなるケースもございます。自宅に近辺など、土地勘のある場所でのトラブルであれば、不幸中の幸いでもありますが、弊社のお客様の中には、人里離れた山道で走行不能になったというケースもございます。
エンジンが停止している時でも冷却可能な電動ウォーターポンプの寿命は比較的長いとも言えますが、電化製品と同じような性質でもあるので、必ず一定期間で寿命は訪れます。安心できるドライブのためにも、重要な整備箇所となります。
ついでに交換できる部分は可能な限りタイミングを合わせて。
今回交換した部品が、ウォーターポンプと、サーモスタットと呼ばれる温度に合わせて冷却水の流量を調整する部品です。
サーモスタットはウォーターポンプの隣に備わりますので、工賃も同時作業で削減できるという観点からも、ウォーターポンプと同時交換がオススメです。折角ウォーターポンプが新品でリフレッシュされても、後々にサーモスタットのトラブルで暖房が効かないといった不具合が起きると少々勿体無く思えます。今回のウォーターポンプ以外にも、ブレーキや足回りなど、同時交換で工賃が削減できる部分はタイミングを合わせていくことがオススメです。
最後になりましたが、今回のお客さまには兵庫県三田市よりお越しいただきました。以前からお車を非常に綺麗にされているなと、興味深く拝見させて頂いていたプリウスαは、この日も各部が輝いて見えました。
遠くへ出かける前は洗車をする、といった方は少なくありませんが、今回のお客さまのプリウスαは内外装ともに日頃の手入れが行き渡っていることが言わずとして分かる状態です。
このようにお車を大切にするという気持ちがあれば、トラブルが起こるリスクもきっと少なくなるでしょう。発売から10年近くが経過した車両でも、日頃からの手入れをしっかりと行えば、その価値を高めていくことができます。こちらのブログを読んで頂いている皆様も、最適なメンテナンスやお手入れで安心できるプリウスのある生活を送ってください。この度は遠方からのご来店誠にありがとうございました。
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〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地
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