世界にたった1台のプリウスの為に。ZVW30プリウス 前期型 Part.1
皆様にとって『愛車』とはどのような存在でしょうか?通勤や家族と出かける為のツールとして使う中でできる思い出の数が増えれば増えるほど、その存在は特別なものになります。今回のブログは、そんな思い入れの強い愛車とオーナー様の物語です。
自分にとって『愛車』とは。
オーナー様ご自身と愛車との距離感は本当に人それぞれだと思います。今回のお客様は、新車で30プリウスを手に入れられてから13年目を迎えます。『新車発売当初は新開発のパーツや、SNSでも色々な情報が交換され、試行錯誤しながらカスタマイズするのが物凄く楽しかった』と仰られるお言葉からも分かるように、各部にオリジナリティが高まる工夫が散りばめられた個体です。
見た目はBBS製の鍛造ホイールに軽めのローダウンとノーマルプラスαといった感じですが、ドア内側だけでなく、天井、フロアなどに防音材が施工されており、乗っている感じはワンランク上の高級車に匹敵するレベルでした。足回りもビルシュタイン製の車高調キット、G’s純正の補強パーツ、ミシュラン製のタイヤなど、走りを楽しむためのパーツにもすでに抜かりがない仕様です。このようなオーナー様にしか分からないようなアップデートですが、ご自身の満足度としては非常に高いレベルだったのではないかと思います。『60プリウスの試乗に行きましたが、購入に至る決定打は無かった。』という趣旨のお話をされたお客様にとって愛車とは、それはプロセス無しには語る事ができない、唯一無二の魅力を持った存在です。
愛車の良い部分をさらにレベルアップするメニュー。
今回ご依頼いただいた内容はとても多く、段階に分けて説明させて頂きます。すでに各部に性能を高めるカスタムをされていた車両ですが、今回はそんな各部に更なるアップデートと、壊れにくくするためのメンテナンスを施していきます。
まずは、クルマの走行性能や安全面に大きな役割を果たすブレーキ、駆動関係の作業です。ブレーキに関しては、現状純正のセットアップですが、高性能な社外パーツと、消耗品は純正品を使用しリフレッシュしていきます。
大きなトラブルは無かったものの、各部に走行距離17万kmを走行する過程で受けたダメージは見られます。
同時に行う作業として、前後のハブベアリングの交換、
ドライブシャフトの交換も行います。ドライブシャフトは減速時のカタカタという異音も出ており、オーナー様も気にされていた部分です。
ブレーキホースなど、今後トラブルが起こる可能性がある部分も抜かりなく新品に交換していきます。
新品のハブベアリングと、ブレーキローターのバックプレートです。ハブベアリングには気になる異音が出ていた訳ではありません。しかし、20万kmまでに異音が発生する車両もあるため、こちらも予防的に交換です。
ブレーキローターは、制動力アップとスポーティーなルックスが魅力的な、スリット(溝)が入るタイプのものを使用します。こちらの商品はDIXCEL SDタイプのローターです。
オーバーホールしたブレーキキャリパーは、少し雰囲気を変えるために黒色に塗装しています。塗装は市販の塗料ではなく、堀川一鈑金様にてトヨタ純正ブラックにて塗装して頂きました。刷毛塗りでは出せない艶やかな色合いが足元のさりげないオシャレとして機能します。綺麗になったブレーキ周りを出来るだけ汚さないように、超低ダストタイプのDIXCEL Mタイプのブレーキパッドを合わせます。
ブラックに塗装されたブレーキ周りのパーツはシルバーのホイールとの相性も抜群で、非常に引き締まった見た目になりました。Part.1ではこの辺りまでで、次回もリフレッシュ作業の続きをまとめていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。
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Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service
〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地
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