Hybrid Reborn 新型プリウス発表
『21世紀に間に合いました』のキャッチコピーと共に誕生したプリウス、開発者の方が『電動車の先駆け』と語る量産車初のガソリンエンジン、電気モーターを組み合わせた21世紀の到来に相応しいクルマでした。そんな初代の誕生から25年、今や『当たり前の存在』となったハイブリッド車、プリウスもそんなハイブリッド車の代名詞として君臨し続けるものの、新しさというものを感じられることは無くなりつつあります。完全EV車(電気モーターのみで走行する車両)が注目される中で『ハイブリッド車』『PHEV(プラグインハイブリッド車)』としてフルモデルチェンジを発表したプリウス、現段階での開発者の意図を読み解き、当店の考えなどもまとめていきたいと思います。
変わりゆく自動車業界
自動車業界は他分野に比べて進化が遅く、車検、名義変更や新規登録などの検査登録業務は正直いつまでこんな事をやっているのだろうかと考えさせれれる部分が多いです。そんな業界もカーボンニュートラルの提唱、新型コロナウイルスの影響、ロシア・ウクライナ情勢の悪化などもあり、変化を余儀なくされている状況です。
新車の納期遅延、中古車価格の高騰、物価高による整備料金の増加など、非常に悪いニュースが飛び交う中での新型発表となりました。
当店として注目しているのは、開発責任者の大矢様が動画の中で語っておられる『プリウスの役割』についてです。現行モデルの50系までは、自家用車はもちろん、レンタカー、営業車、タクシーなど、多くの分野でマルチに活躍している印象でした。しかし今回のモデルでは『ハイブリッド車としての楽しさ』にフォーカスし、ドライブする楽しさや所有する喜びを重要視されているようです。
自動運転やオンライン化による在宅勤務の増加など、クルマを運転するという機会が今後減っていくことが予想されます。『クルマを操る喜び』という点と『エコなイメージのハイブリッド車の代表格』を結びつける考え方は、これからの自動車業界にとってある意味『先駆け』になるのかもしれません。
歴代モデルを踏襲しつつ新しさ満載のデザイン
今回発表された新型プリウスがこちらです。全高は低くなり、車幅が少しワイドになっているとのこと、フロントガラスの角度はかなり寝ている印象で、フロントバンパーの形状も相まってノーズが長く見えるため、非常にスポーティに感じます。
リアのドアノブはピラーに移動し、サイドビューも非常にスッキリしています。曲線が綺麗に造形されたリアフェンダーもスポーツカーのようなシルエットです。スポーティな見た目に合わせられる駆動系は、従来の1.8Lエンジン+電気モーターに加えて、新たに2.0Lエンジン+電気モーターが追加となりました。こちらのグレードが従来比約1.6倍となるシステム最高出力約193psを発生するということ、さらにアクセルレスポンスの改良などでスポーツカーのような乗り味に仕上げているそうです。また、確実な情報は発表されていませんが、安価なグレードも発表されるそうで、プリウスならではの親しみやすさも残るモデルチェンジになるのではないでしょうか。
ハイブリッド車ならではの『楽しさ』
当店ではプリウスに乗る『楽しさ』という点には以前から注目し、それらを強化することに力を注いでまいりました。プリウスを所有したことがある方なら、乗ってみると意外と楽しいと感じているのではないかと思います。純粋なスポーツカーには無い楽しさがそこにはあります。
新型プリウスが発表されたことで、ハイブリッド車に対する世間の価値観も変化していくのではないかと思っています。これから新型プリウスに乗ろうと思っている方も、今所有しているプリウスを大切にしていきたいという方も、クルマを運転できる有り難みを今一度感じて頂ければと思います。当店では新型登場後も変わらず、歴代モデルのメンテナンスやカスタムに力を入れていきたいと思っています。
プリウスには、全てのモデルに挑戦を続けてきた歴史が刻み込まれています。年式や見た目、市場価格や世間の評価ではなく、皆様それぞれの愛車に価値を見出していただけるような楽しみ、喜びを共に作っていきたいと思いますので、お気軽にご相談ください。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
お問い合わせ、お見積もりは『コチラ』
Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service
〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地
Tel:0773-42-6921
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。