30系プリウス、エンジン始動時の異音対策。EGRバルブ清掃
皆様こんにちは、お世話になっております。日頃より当店のブログをご愛読いただき誠に有難うございます。初めての方もご訪問誠に有難うございます。こちらはプリウス専門店『Kyoei Japan』のスタッフブログになります。プリウスの修理やパーツの取り付け、イベント情報などを不定期で更新させていただいております。
今回のブログは、ZVW30プリウス、前期型の『EGRバルブ』清掃です。EGRバルブの説明については、『過去のブログ』に記載しておりますので、そちらのリンクを参照してみて下さい。EGRバルブの清掃が必要となる1番の理由は、『エンジンルームからの異音』です。エンジン始動時や、走行中に EV走行(モーターのみでの走行)からエンジンでの走行に切り替わる際などに、エンジンルームからガタガタと異音や振動が発生する事がございます。
そんな異音の原因の一つになっているのが、今回清掃するEGRバルブで、こちらのバルブにカーボンなどの不純物が溜まり、摺動不良を起こす事がございます。30系プリウスの場合はこちらの不具合が多く、部品のメーカー保証が5年から9年に延長されております。しかし、30系プリウスも、前期型のほとんどは発売から9年以上経過しておりますので、保証延長が適用できなくなっております。
EGRバルブの部品としての価格が、新品でおおよそ2万5千円程度です。そこに取替工賃も必要になりますので、急な出費としては少々気になる金額ではないでしょうか。症状も発生すれば大きな振動や音でびっくりされる方が多いのですが、「常に症状が出る訳ではない」と仰られる方も多いのが現状ですので、余計に交換に踏み切れない方が多い傾向です。
しかしながら、一度聞くと気になる異音ですので、当店ではもう少し気軽にメンテナンスが出来る方法が無いかと考え、現物を『清掃』する、というプランをご用意しております。トラブルの原因となる、バルブの摺動に関しては、清掃する事でかなり改善する事が可能ですので、部品交換をしなくても症状が改善してしまう事が多いです。
清掃後はカーボンもスッキリ取れて、バルブの開閉時の引っかかりも無くなります。今回は『EGRバルブ本体、EGRパイプ』の清掃のみでしたが、ご予算に余裕があれば、ついでに行える作業として、インテークマニホールド、スロットルボディー、PCVバルブ、燃料を噴射するインジェクター周辺の清掃もオススメです。
中古車の価格が下がってくると、必然的にお客様が修理やメンテナンスに使われるご予算も下がってくる傾向がございます。例えば、350万円のお車の修理に5万円かかる場合と、50万円のお車の修理に5万円かかる場合で、割合を考えると仕方がない事だと思います。その辺りのバランスを考えた上で、どのような修理をご提案させて頂けるかどうかが、専門店としての役割でもあります。
修理内容は同じでも、ご依頼いただくお客様のご予算であったり価値観は、全く違います。今回のお客様に関しては、「乗り換えるかもしれないので、あまり高額な修理費用はかけたくない」と仰られておりました。修理の内容に関わらず、お客様により良い選択をして頂けるご提案をさせていただければと思います。何事もまずは相談から始まりますので、気になる症状があるお客様はお気軽にご相談ください。皆様からのご相談を随時受け付けておりますので、よろしくお願い致します。
最後まで読んでいただき誠に有難うございます。こちらのブログに辿り着いた方は、プリウスに関する何らかのトラブルや、今後起こりうるトラブルについて気になる事や不安を抱えられているのではないかと思います。当店のブログには、トラブルの情報や、修理事例、プリウスの特性など、たくさんのブログ記事を作成しております。皆様のお悩みを解決する為のツールになればと思いますので、1度ご覧になってみてください。また、修理のお見積もりなど、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談いただければと思いますので、よろしくお願い致します。
その他、関連記事をリンクにまとめておりますので是非ご覧ください。
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