新型プリウスにおける修理について講習を受けました。
みなさま、こんにちは。
先日行われました、「これからのBP(鈑金・塗装)業界動向と対応策」という講習に参加して勉強してきました。
「おたくの工場で修理できるの?」と聞かれたらどうします?
という怖〜いテーマでした。
メインで取り上げられた車両は新型プリウスです。
そもそもハイブリット車の修理においては、手順や方法の間違いが原因で死亡事故も起きています。
ハイブリット機能に全く関係のないようなバンパーの傷直し程度の修理でも、従来の修理技術と知識では対応出来なくなっています。
今回は、そういった最新の予防安全装置や次世代の高剛性ボディが採用されている新型プリウスの鈑金・塗装修理における注意点を中心に勉強してきました。
主な内容
代表的な先進予防安全技術(ASV)について
自動ブレーキシステムやドライバー警告システムについて
ESC(VSC)について
新型プリウスと新技術について
新型プリウス修理時のポイント
- 補機バッテリー上がり時の処置
- 高電圧遮断作業
- プリクラッシュセーフティシステムについて
- ミリメーターウェーブレーダーセンサーについて
- ウルトラソニックセンサーの角度測定について
- ドアサイドエアバックセンサーについて
- 各エアバックセンサーの取付位置について
新型プリウス 衝突安全ボディーの変化
- 前部エネルギー吸収構造について
- 新衝突安全ボディー(新GOA)について
- フロントガラス 高剛性ウレタン接着剤について
- 各骨格パネルの修理・交換方法について
- LSW(レーザースクリューウェルディングの対応について
- クーラーコンデンサー取り外し作業について
- 電動クーラーシステムについて
故障診断・初期化・再設定に関する事項
その他 etc
ザックリと以上ですが、非常に実践的な内容でした。
講習を終えた率直な感想ですが、やはりこれからは「専門的な知識とスキル」があらゆる分野において必須となる。 という結論です。
誤解を恐れずに言うと、従来の車屋(整備工場も含めて)というのは、一般の方以上のいわゆる「それなりの知識とスキル」さえあれば、専門ヅラしてやってこれたのだと思いますが、これからは、というより、もう既に「相当な専門知識とスキル」がなければ、さらには一定以上の設備がなければ、プリウスなどの次世代車に関しては、一般的な修理や整備さえも扱えない現実になってきたということです。
弊社におきましては、こういったプリウスにおける専門知識・スキルを得るための講習や勉強会に今後も積極的に参加して、常に実質的なサービス力向上に努めます。
お客様のお車を常に最高の状態に保つためには、また、カーライフを通じたエンターテイメントの提供をするには、より専門的なプロフェッショナルへと昇華していく必要があると強く感じました。
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