30プリウス、乗り心地に拘る方のメンテナンス。

30系プリウスに乗られている方が、ここ最近では乗り心地を気にされてご相談をいただくことが増えてきました。今回は、劣化している状態の個体が増えている30プリウスの乗り心地を改善していくプランを紹介していきます。

まずは基本が大切。

発売から10年以上が経過し、多くの個体が走行距離を重ね、新車時と比べて乗り心地が劣化しています。30系プリウスはデビュー当時から乗り心地に定評があったわけでは無く、ボディ補強などで乗り心地を改善する情報は、インターネット上にも多く出回っています。

ただ、補強パーツでの改善効果は、サスペンションなど基本的な部分の性能がしっかりしていることが前提となり、新車時から手が加えられていない30系プリウスの場合は、しっかりと下地を整えなければせっかくのパーツの性能を十分に発揮することができません。

乗り心地の肝とも言えるショックアブソーバの交換は30プリウスにとっては非常に大切で、長く快適な状態にするためには必須項目です。また、補強パーツの装着よりも変化が大きく、これだけで乗り心地に満足される方も少なくありません。

また、足回りの消耗部品となるロアボールジョイントですが、ゴムブーツが劣化によって破れる不具合も多くなっています。こちらは車検時に指摘されてブーツのみ交換されるケースも多いのですが、内部の劣化も起こっているため、ブーツ交換ではそれを改善することができません。弊社ではボールジョイント本体の交換を行い、多少ですが乗り心地の改善にもつなげています。

下地が整った上で、使用に合わせた補強を行う。

サスペンションの基本性能が復活したところで、30プリウスの弱い部分を補強していきます。今回はサスペンションの仕様が純正に近いので、補強パーツもトヨタ純正品を使用していきます。

補強パーツは取り付けすぎると不快感を生むこともあります。この辺りは弊社のこれまでのデータに基づいて、お客様が求められる仕上がりをお伺いしながら仕上げていきます。

皆様それぞれに合う最適なメンテナンスを。

全ての作業が終わり、納車となりました。足回りのメンテナンスとはいえ、辿り着きたい答えやその過程は人それぞれ異なります。Kyoei Japanでは過去の実績を活かすのはもちろんですが、現状お客様が気になることや、改善したい部分をしっかりとお伺いした上で、皆様それぞれに合ったメニューを行います。固定概念にとらわれないメンテナンスやサービスで、満足度を高めていけるようにこれからも研究を続けて行きます。最後になりましたが、この度は福岡県よりお越しいただきました。この先も遠方からご来店頂く皆様にとって価値のある場所であり続けたいと思います。この度はご来店誠にありがとうございました。

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