決められたタイムにできるだけ近いタイムで周回すること、そんな中でも良い燃費で走ることが競技の鍵となる技術と知恵が必要なレースである『エコカーカップ』昨年に引き続き今年も参戦していきます。まずは先日開催された冬大会の様子を紹介していきたいと思います。

結果よりも楽しさを求めて。

当店では2022年冬より、静岡県の富士スピードウェイで開催されている『エコカーカップ』に参加しています。エコカーカップは決められた周回タイムにできる限り合わせて周回を重ねて、尚且つ燃費の良さも求められるという頭脳プレーも必要なレースです。3時間耐久クラスでは、平均速度が約80km/hとなりますので、コーナリングスピードもそれなりにスリリングなものになる為、サーキット走行が初めてでなくても楽しめるレースです。

参戦当初から30プリウスでエントリーしていて、そのクラスの中でも上位を狙うことを目指していましたが、今回からは方針を変更し、当店で扱っているQuantum Solenoidや、ShiftPowerを取り付けた状態でサーキット走行を楽しめたらと思い、今までと異なったクラスにエントリーしてみました。

SHV(スーパーハイブリッド)クラス。

今回エントリーしたクラスがスーパーハイブリッドクラス（SHV）です。こちらのクラスは、改造されたハイブリッド車がエントリーするクラスとなっています。当店で扱っているShiftpower(スロットルコントローラ)を装着することで必然的にこちらのクラスになってしまいます。

サーキットでは制限速度がなく、一般道ではできないようなアクセルの踏み方を試すことも可能です。当店で扱っているQuantum Solenoid、Shiftpowerはプリウスの走りを楽しくするアイテムとして、多くの方々にご愛用いただいております。

エコカーカップとはいえ、アクセルを強く踏んだりブレーキを強く踏むシチュエーションは多くあります。そのためこのようなパフォーマンスパーツの性能を試すにはもってこいなシチュエーションです。同時にフィーリングがアップしたプリウスでサーキットのクルージングも楽しむことができます。

今回はそれ以外の検証として、『燃費』にも注目してみました。エコカーカップはレース中の目標周回タイムが決まっています。前回のレースではノーマル状態でエントリーしたので、今回のレースの燃費がどうなっているかで、皆様から寄せられる『このようなパーツをつけても燃費は悪くならないのですか？』というご質問に対する1つの答えになるのではないでしょうか。

エコカーカップ、本当に楽しいんです。

レースの結果としては、SHVクラスは1台のエントリーでしたので、クラス1位のトロフィーを頂きました。ただ、前回と同じHV-3クラスにエントリーしていたとしたら、クラス2位の高スコアでした。

レース中の燃費は、180分耐久で15.0km/L 、60分の方では25.9km/L、燃費には悪条件の寒い時期にもかかわらず、昨年夏よりも60分耐久クラスでは0.7km/L、180分耐久クラスでは2.1km/L良くなっている結果となりました。

今回装着したQuantum Trackは、若干の馬力アップの恩恵により、ノーマル状態の車両より同じ速度でのアクセル開度が減少します。そのため180分クラスのように平均速度が80km/h程度になるシチュエーションでは燃費が良くなったのではないかと思います。

今回はSHVクラスが1台だけでした。世間では新型プリウスのデビューにより、ハイブリッド車の走る楽しさに注目が集まっています。30系プリウスのように、車両価格もお手頃なハイブリッドカーでサーキットを走行するのも意外と楽しいということがエコカーカップに参戦するたびに感じられます。次回はSHVクラスに参加される台数が増えるように、プリウスの楽しさをどんどん発信できればと思います。

当店ではエコカーカップへの参加をできる限り続けて、プリウスの新たな魅力を見つけて発信していきます。『エコカーカップに参加してみたい』と思われる方は、レースの詳細などお話しすることもできますので、お気軽にご連絡いただければと思います。スポーツカーの価格が高騰する時代です。次世代のモータースポーツを楽しむ相棒として、プリウスを選択されてみては如何でしょうか？ 普通のガソリン車にはない楽しさを、きっと感じていただけるのではないかと思います。次回のエコカーカップは2022年8月19日です。更なる高みを目指します。最後までご覧いただきありがとうございました。

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