ZVW35 プリウスPHV 足回りリフレッシュとボディ補強

皆様こんにちは、お世話になっております。日頃より当店のブログをご愛読いただき誠に有難うございます。初めての方もご訪問誠に有難うございます。こちらはプリウス専門店Kyoei Japan』のスタッフブログで、当店のお客様はもちろんですが、当店に来て頂くことが難しい方々に対して少しでもお役にも立てるように積極的な情報公開をさせて頂く為に更新させていただいております。また、当店のブログは現場で起こっている一次情報をまとめています。インターネットでの情報が錯綜する昨今では本当の情報を見極めるのも難しいのが現状です。現場からの歪みのない情報を是非お楽しみください。

今回のブログは、ZVW35プリウスPHVの足回りリフレッシュとボディ補強です。ZVW35 PHVは、時代を先取る形でデビューしたプラグインハイブリッドモデルで、デビュー当時は世間からの食いつきが浅く感じられたものの、昨今ではプラグインハイブリッド車にも馴染みが出てきたせいか、再び注目の車種になるのでは無いかと当店では考えています。

今回ご依頼いただいたオーナー様もそんなプリウスPHVに魅力を感じられて、中古車で購入されたそうです。これから長く乗り続けていきたいとお考えで、今回は乗り心地の肝となるショックアブソーバやスプリングなどの足回りをリフレッシュ、それらの性能をより高めるためのボディ補強をご依頼いただきましたので、作業の様子を紹介させていただきます。

今回はショックアブソーバにTEINから販売されている純正形状のショックアブソーバ『Endura Pro Plus』を選択させていただきました。こちらの商品には専用のスプリングキットもございますが、PHVの場合リアのバネレート(スプリングの硬さ)の違いからショックアブソーバのみの販売となりますので、こちらのショックアブソーバの性能を損なわない長さのローダウンスプリングとなるRS-R製のローダウンスプリングを組み合わせて使用していきます。 純正形状のショックアブソーバの場合はストロークの調整が効かないので、ショックアブソーバの特性に合うスプリングを使用することが耐久性の悪化を防ぎベストな乗り心地を実現するためには重要になります。併せて消耗部品も全て新品に交換していきます。

Endura Pro Plusはショックアブソーバの効き具合である減衰力の調整が可能で、スプリングの硬さやボディ補強の度合いに合わせて乗り心地の微調整が可能です。

ボディ補強としては、定番のフロントストラットタワーバーと、リヤバンパカバー内部のフレームエンドバーを取り付けていきます。今回はラリーなどのモータースポーツの技術をフィードバックされているメーカーであるレイル製のパーツを使用させていただきます。フロントストラットタワーバーを装着することでステアリング操作にダイレクト感が生まれ、カーブでの安定性も高まります。

リヤフレームエンドバーは、プリウスのようなハッチバックで開口部が大きい車両には効果が大きい部品です。リヤの剛性が高まることでカーブでの追従性が良くなり、軽快なドライビングフィールをアシストしてくれます。

全ての作業が終わった後の写真です。3センチほどローダウンするスペックのスプリングですが、ゴム類のヘタリが改善されたことで交換前と少し変わるぐらいの車高に仕上がりました。乗り心地も単純にローダウンスプリングのみ装着した場合とは大きく異なり、非常に上質な仕上がりとなりました。乗り心地の良さにはボディ補強も影響しますので、お車のスペックやお客様のお好みに合わせたパーツチョイスが効果を出すためには重要です。

今回は足回りなどトータルでのご依頼をいただきました。昨今ではインターネットの普及で簡単にしかも安価でパーツが手に入る時代となり、持ち込みパーツでの見積もり依頼や、価格重視で商品を決められる方も多くなっている印象です。

カスタムの場合は『どのパーツをどの組み合わせで、どのようなセッティングで使用するか』が非常に大事だと思っていて、同じ部品でもセッティング次第で大きく性能を損ねてしまう事も少なくありません。車高を下げる=ローダウンスプリングや車高調というイメージですが、耐久性や乗り心地の良さも重点的に考えられた純正パーツを併用する今回のようなカスタムは今までのローダウンの常識を覆すような乗り心地を実現することができます。

当店では30系プリウスの足回りに関してのデータはそれなりに蓄積しておりますので、皆様のお好みの乗り心地に合わせたパーツチョイスや、現在の足回りの使用に改善を加えるご提案など、できる限り細かいご要望にもお答えしますので、お気軽にご相談ください。

最後になりましたが、この度は大阪府よりご来店頂き誠にありがとうございました。お仕事もひと段落されて、『これからPHVで色々な場所へドライブに行きたいんです。』とお客様は仰られていました。今回の足回りであれば段差での不快感も少なく、見知らぬ土地でもローダウンによる不便さを感じることはほぼ無いかと思います。県を跨ぐ峠道や高速道路でも快適に走っていただける仕様ですので、これからもドライブを楽しんでいただければと思います。今後もドライブをより楽しくするアイテムの取り付けなど、お気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。当店のブログはトラブルやメンテナンスに関する内容が多いですが、このようなお客様一人一人に合う仕様変更なども得意とさせていただいております。皆様にとって最高のプリウスをパーソナライズさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921

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