30プリウスのヘッドライトについて。

愛車の雰囲気をよく保つための一つの要素になるのが『ヘッドライト』です。デビューから10年以上が経過した30プリウスに関してはヘッドライトの劣化が多く見られます。今回はそんな’’ヘッドライト”に関する現状をまとめていきたいと思います。

劣化すると一気に『古く見える』。

車の外観で、ボディが綺麗なのが古さを感じさせないポイントになるのは当たり前ですが、もう一つ大きなポイントになるのが『ヘッドライト』です。30系プリウスは樹脂製のヘッドライトになり、経年劣化と共にライトが黄色っぽくくすんだり、クリアコーティングが剥がれたりする現象が起こります。

当店にも『ヘッドライトを綺麗にしたい』と相談に来られる方は非常に多く、その都度お客様にとって最適な方法をお話しさせて頂き、メンテナンスを実践してきました。その方法として挙げられるのが、現物を清掃、研磨などで綺麗にした上で、ガラス系コーティングやクリア塗装で保護する方法、もう一つはユニット本体を交換する方法です。それぞれの方法について昨今の傾向も踏まえながら解説していきます。

基本的にはリーズナブルになる”現物修理”

ヘッドライトを綺麗にする方法として最もポピュラーなのがヘッドライトを磨いたり清掃したりすることで黄ばみや劣化を除去する方法です。ただ、一度磨いたり研磨をかけることで表面のコーティングが薄くなったり無くなってしまうので、磨いた後数ヶ月で元通りになってしまう事も多いため、綺麗な状態を保つためには表面のコーティングが必要です。

最も簡単な方法としてはヘッドライト専用のコーティング剤を使用する事です。これによりある程度は劣化するスピードを遅めることができます。また、コーティングの膜圧が多くとれるコーティング剤であれば、ある程度の研磨跡を埋めることができるため、仕上がりも綺麗に見えることが多いです。

黄ばんだヘッドライトを再生した車両、状態が悪くないヘッドライトである事も、
綺麗に復活させる為の条件となります。

もう一つの劣化を防ぐ方法として挙げられるのが、ヘッドライト向けのウレタンクリア塗装を施すことです。こちらはコーティング剤よりも劣化の進行が遅く、2〜3年は全く黄ばみが戻らないことが多いです。中でもヘッドライト専用のクリア塗料はヘッドライト表面にも優しく透明感も高いためおすすめと言えます。

これらの作業でヘッドライトの外観の劣化はある程度復活しますが、昨今で気になるのはヘッドライト内部の劣化による光量不足です。こうなった場合は表面の再生ではどうにもなりませんので、ヘッドライトユニットの交換は必須となります。

性能も良くなり、圧倒的な輝きを放つ”新品ヘッドライト”

30プリウスは発売から10年以上が経過した車両も多く、ヘッドライト内部の劣化も多くなっています。車検時にヘッドライトの考慮が低い車両も散見されますので、”せっかく表面を綺麗にしたのに車検に通らない”といったケースも増加傾向です。

新品ヘッドライトの美しさは再生したものと比べるとケタが少し違います。ヘッドライト光量も復活しますので、高性能なヘッドライトバルブとの相性も抜群です。また、ツーリングセレクションなどに採用されているLEDヘッドライトユニットは、今後電球切れのリスクも高まってくることが予測され、すでに後期用のLEDヘッドライトユニットではポジションランプのLEDが切れて車検の際に指摘を受け、交換が必要になる事案が多くなっています。ヘッドライトの研磨、清掃は新品ヘッドライトに比べて安価となる傾向ですが、経年劣化による電球切れについては皆様にもご注意いただきたいポイントです。高額であるからこそ、無駄のない修理プランを立てられることが重要なポイントとなります。

古い車だからこそ綺麗な外観で乗って頂きたい。

ヘッドライトだけではなく、当店の思いとしては古くなっている車両だからこそ”良い状態で乗って頂きたい”と考えています。お客様にとって気に入った部分があれば自ずとお車に対する愛着も湧いてくると思います、それがヘッドライトの輝きであっても良いと思います。

ヘッドライトがリフレッシュされれば夜道のドライブにも安心感が生まれ、快適性も飛躍的に向上します。もしヘッドライトのことでお悩みの方がおられましたら、今回のブログを読んでいただき、できるだけ冷静にご判断いただければと思います。今回触れたこと以外にもヘッドライトで気になる点がございましたらお気軽にお問合せください。よろしくお願い致します。

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