NHW20プリウス ハイブリッドシステムメインバッテリー交換

皆様こんにちは、お世話になっております。先日ご来店いただきました、平成16年式 NHW20プリウス 前期型にお乗りのお客様のハイブリッドシステムメインバッテリー交換の様子をご紹介させていただきます。

今回のお客様には島根県より、遠路遥々お越しいただきました。お客様のお車は重機の先導車で、現在の走行距離は24万9700キロ、年間で10万キロほど走行されるそうです。相談の結果トヨタ純正のリサイクルバッテリーを使用して交換する事となりました。

交換前のバッテリーはブロック9に電圧の異常が見られます。故障コードはP0A80、電池内部異常です。隣り合うブロックとの間に一定以上の電圧差が発生すると電池内部異常が発生します。

こちらが今回使用するリサイクルバッテリーです。リサイクルですが、外のケース、フレームがリサイクル品になり、重要なバッテリーセルの部分は新品ですので品質的には問題ありません。

試用期間が長いバッテリーは端子に腐食がみられる事が多いです。バッテリーからの配線類も新品になりますので腐食したものを再利用する事もございません。

こちらがリサイクルバッテリーです。カバーを外して、付属品を取り付ける準備をします。内部は高電圧回路になりますので、作業には注意が必要です。

 

異常を起こしているバッテリーを車両から取り外し、再利用する部品をリサイクルバッテリーに組み付けていきます。

 

 

バッテリーから発生する水素ガスを排出するための黒いゴムチューブは再利用になります、穴が空いていないか確認し、もし穴が空いていた場合は交換が必要になります。

ボルテージセンサー、ジャンクションブロック等、を古いバッテリーからリサイクルバッテリーに移設し、車両に組み付けます。

作業は約2時間半ほどで完了します。試運転後も以上は無く、無事に納車です。

交換後はブロック間に電圧差がほとんどありません、バッテリーの性能が回復する事により、燃費の向上が見込めます。

お客様には遠方よりお越しいただいた上に、なんとお土産までいただきました(^^) スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいでございます。 

この度はご用命いただき誠にありがとうございます。事前にしっかりとご予定の相談もいただき、当日もスムーズに作業を進める事ができました。県外からのお問い合わせもどんどん増えてきております。遠方からのお客様は、当店までの交通費、所要時間等も含め、ご無理のないプランでご検討いただければと思います。全国のプリウスオーナー様からのご相談を随時受け付けておりますので、よろしくお願い致します。

 

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