雪が降る地域のクルマのメンテナンス 30プリウス 後期

12月に入り、積雪、降雪がある地域も増えてきました。そんな地域にお住まいの方にもご覧いただきたい事例です。

錆によるトラブル。

今回お客様にご依頼いただいたメンテナンスは、ブレーキ周辺のメンテナンス、部品交換です。プリウスにはモーターによる回生ブレーキ機構が備わるものの、従来のガソリン車と同じ油圧で作動するブレーキも備わります。回生ブレーキの恩恵でこちらのブレーキが動作するシーンも限定的にはなりますが、それ故に錆によるトラブルが起きやすいことも特徴です。

錆によって動きが悪くなったブレーキキャリパーでは、ブレーキパッドの偏摩耗が起きたりします。内部の動きを最適化することが、新しい部品の寿命を最適化することにつながります。

清掃と部品交換の見極め。

錆が出ている部品は、錆落としなどの清掃で作業を進めるか、あるいは部品を新品に交換してしまうかの見極めが重要です。清掃することで修理コストを抑えることもできる反面、症状を再発させてしまうリスクもございます。この辺りは部品の状態とお客様が走行される環境を見極めながら、最適と思われる選択をしていく必要があります。

今回は性能を高めるパーツも装着しております。ブレーキローターはスリットと呼ばれる溝が入った DIXCEL SDタイプ、合わせるブレーキパッドは低ダストタイプのDIXCEL Mタイプを装着しています。Mタイプのパッドは初期のタッチも優しい印象で、ハイブリッド車特有の低速時のブレーキフィーリングの悪さ対策にもなってくれる商品です。ブレーキキャリパーを固定しているブラケットや、ブレーキパッドを固定するためのフィッティングキットも新品に交換させていただきました。清掃よりも確実に動きを良くし、その効果を長持ちさせるためにも、最適な部品交換は必要です。

最後になりましたが、今回は長野県よりお越しいただきました。遠方からのご来店誠にありがとうございます。完成後は、ボディとのバランスの良いBBS製のホイールから見えるスリットローターが、スポーティな雰囲気を演出してくれます。

お客様のプリウスは見た感じはG’sですが、ベース車両はGグレードです。Gグレードの装備の良さとG’sルックのスタイリッシュな見た目で、非常に満足度の高い仕様なのではと思います。今後も大切なお車のことでお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。今後ともよろしくお願いいたします。

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