安心感と快適性を高めるための予防整備 。30プリウスG’s
『30プリウスにもう少し乗り続けたい』そのように考えている方も増えているようです。今回のお客様もそんな考えを持ったお一人です。
長く乗るための『安心感』
発売から10年以上経過している30プリウスの場合、耐久性が高いとは囁かれてはいるものの、実際に不安要素が無いかが気になる方も多いのではないかと思います。長く乗るためにはそれなりにメンテナンスは必要で、最適な箇所はここまでどのような状態で維持されてきたかでも変化します。
今回ご依頼いただいたお客様のプリウスは、以前ステアリング付近からの異音でご入庫をいただいており、その際にある程度の現状を拝見させていただいておりました。その中で『もし長く乗り続けるのなら』という前提で点検をさせていただいており、その内容を基に今回のメンテナンスを行うことになりました。
まずは安心感を高めるためのメンテナンスです。30プリウスの中でもトラブルを起こすと厄介なのが、エンジンに冷却水を循環させている『ウォーターポンプ』です。こちらは不具合が出た際にその場で走行不能になる場合がございます。

もし旅行中やお仕事中などに不具合が起きてしまうと、その日の予定が狂ってしまったりします。ウォーターポンプは電動モーターですので、いずれは寿命を迎えます。走行距離が10万kmを超えている方は特に要注意です。


続いては定番となっているエンジン吸気系のメンテナンスです。EGRバルブだけでなく、ある程度の走行距離を重ねると、スロットルバルブやガソリンを噴射しているインジェクター出口周辺などの汚れも気になるところです。



これらを清掃して数値を適正化することによって、エンジン始動時の異音を中長期的に抑制したり、加速力や燃費の向上も見込めます。この辺りは安心感だけでなく、プリウスを快適に走らせることにもつながりますので、非常に重要なメンテナンスです。
長く乗る上で大切にしたい『快適性』
プリウスに乗っていて、不快に感じるとお伺いする事が比較的多いのが『乗り心地』です。これに関しては、新車の時やそれに近い状態を知っている方であれば経年劣化を感じておられたりすることがあったり、以前に乗られていたクルマと比較して悪いと感じている方もおられます。


今回はG’s純正のショックアブソーバよりも低速域の動きの良さを感じるTEIN Endura Proを、G’s純正スプリングとの組み合わせで装着させていただきました。もう少し長く乗りたいと決めておられるのであれば、数年経ってからオイル漏れなどで交換を余儀なくされるよりも、乗られている間は快適な乗り心地で乗ることができる方が、費用対効果は高く感じます。ショックアブソーバも消耗品で必ず寿命がくるパーツです。この辺りはプリウスを『どのような状態で乗れるのが理想か』といった価値観で判断されることもおすすめです。

最後になりましたが、今回は静岡県よりリピートでのご来店をいただきました。前回のステアリングの異音が解消されたことで、もう少し乗り続けていただけるモチベーションにも繋がったのかなと思います。今回のメンテナンスによってさらに快適性と安心感は増すものと考えられますので、『乗り換えたい』と思える時までできる限り安心して乗り続けていただけるように、今後もおつきあいさせていただければ嬉しいです。この度は遠方からのご来店誠にありがとうございました。
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