積雪が多い地域の方のプリウスの車検 、30プリウス前期

プリウスの状態、メンテナンスの内容などはお車を使用される地域の事情によっても変化します。今回は積雪の多い地域にお住まいの方の事例です。

環境による変化。

30系プリウスはデビューから15年が経過する個体もあり、その状態も年月の重ね方によって様々な表情を生み出しています。今回のお客さまは長野県より、前回の車検から2年ぶりの入庫となりました。

前回の車検時にもサビの影響が大きく、ブレーキ関係は一通りオーバーホール(清掃やパッキン類の交換)をおこなっていましたが、今回もそれなりの錆が発生している状況でした。特にここ数年は各地で融雪剤を撒く量が多くなったり、薬剤の質の変化も噂されており、サビの状況も酷くなりやすい傾向にあります。錆を落とすと表面の防錆処理も薄くなりがちで、ある程度のラインで部品交換も必要になってきています。

今回は大きなメンテナンスは必要なかったものの、ブレーキキャリパーのブラケットの錆が酷かった箇所は部品交換をさせて頂きました。ブレーキに関しては、これから初めてのメンテナンスを迎える方の場合は適切な部品交換を行わなければ、後々の無駄な出費を生んでしまう可能性もございます。30系プリウスのメンテナンスも、年々難しくなっていると感じることも多くなりました。

車検整備以外の予防整備。

前回の車検時にしっかりとメンテナンスをさせて頂いていたこともあり、車検に関わるメンテナンスは多くありませんでしたが、点検をさせて頂く中でエアコンのガス漏れが見つかりました。

リークテスターで確認したところ、エアコンコンデンサの配管の根元からガス漏れが見られます。オイルも同時に漏れているため、配管部分が汚れていることも確認できます。

今回は完全にエアコンが効かなくなる前に発見できましたが、ガス量は規定値の半分近くまで減少していました。エアコンの修理は外注作業になる場合も多いですが、弊社は自社で点検、修理が可能です。トラブルが起きた場合に総入れ替えの見積もりが出がちなエアコン関係ですが、Kyoei Japanでは可能な限りピンポイントでの部品交換を行わせて頂きます。

車検の点検だけでは、走る曲がる止まるの不具合は発見できる可能性がありますが、エアコンは直接関係ないため見落とされることも考えられます。Kyoei Japanの車検では、最低限のメンテナンスだけでなく、普段のドライブの快適さなどにも目を向けた内容を心がけています。

大切なプリウスだからこそ。

最後になりましたが、今回のお客さまには長野県より、リピートでご来店をいただきました。遠方から車検のご依頼をいただき誠にありがとうございます。お客様のプリウスはご家族から譲り受けたということで、前回の車検の前から、『これから大切に乗っていきたい』とご入庫をいただいたことがキッカケとなりました。プリウスは耐久性の高さもあり、ご家族の間で大切にされ、受け継がれるケースも多い印象です。今回のお客さまのようにプリウスを大切に思う方がたくさんご来店いただいていることは、プリウス好きの我々にとっても大変嬉しいことです。

30プリウスをより長く、大切に維持していきたい方とこれからも繋がっていけるよう、車検整備や点検など日常的な業務を大切にしていきたいと思います。プリウスに乗られていて気になる点がございましたらお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。

最後までお読み頂き誠にありがとうございます。今回のようなブログよりもさらに踏み込んだ情報を発信している有料会員様向けサイト『Kyoei Japan Premium』、全国各地からプリウス好きが集まるコミュニティーで、ここでしか得られない情報や楽しさがございます。登録はコチラからよろしくお願い致します。

お問い合わせ、お見積もりに関するフォームはこちらです。

Kyoei Japan (プリウス専門店) 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921 

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL