『後期には無い色で』ZVW30プリウス 後期バンパー移植など

30プリウスには前期、後期の顔が存在します。どちらが好みか好き嫌いは分かれますが、前期に乗っている方から後期化のご依頼をいただく事も少なくありません。今回のご依頼も後期化ですが、珍しいカラーでしたので紹介させて頂きます。

車検と同時にイメージチェンジ。

今回ご依頼いただいたお客様は奈良県にお住まいですので、当店へのご来店にもそれなりに時間がかかるのも現状です。そんな事情もあって、今回は2年に一回の行事となる車検のタイミングに合わせてお車を2週間ほど預からせて頂き、お車のメンテナンスと同時に外装のイメージいチェンジも行います。外装のイメージチェンジとしてお伺いしていたのは以下の内容です。

フロントバンパー後期化

部品お持ち込みで TYC製のデイライト付きウインカーレンズ装着

ヘッドライト後期化(Lグレード用ハロゲンヘッドライトユニット)

TYC製のデイライト(北米トヨタ純正形状の物)の装着には、配線の加工が必要です。切断してギボシ端子などでの接続も可能ですが、後々の整備性も考えて変換カプラーで装着します。

このような感じで取り付けると接触不良のリスクも限りなく抑えることが可能です。デイライトのブラケットなどは純正新品を使用します。

ヘッドライトは後期Lグレード用のクリアタイプのハロゲンユニットを使用していきます。前期のハロゲンユニットは青みがありますが、こちらは純粋なメッキです。色味が抜けることでよりシンプルなルックスを手に入れることができます。完成系は最後にアップしていきいますので、次項は車検整備について触れていきます。

13年目の車検。

お客さまのプリウスは30プリウス前期型、初年度登録から13年ほどが経過していて、走行距離が10万km以下であっても各部に劣化は見られました。今回車検で整備させて頂いた内容は以下の通りです。

ロアボールジョイント交換

フロントショックアブソーバオイル漏れの為車高調に交換

ATF交換

リアブレーキキャリパーオーバーホール

ブレーキオイル交換

フロントのショックアブソーバからはオイル漏れがあった為、修理のタイミングと兼ねて車高調にアップグレードです。

装着させて頂いた商品はクスコ ストリート車高調です。こちらの車高調キットは非常に乗り心地が良い商品で、初めての車高調にもおすすめな商品です。付随するアッパーマウントなどのパーツも劣化が見られたため新品に交換しています。

ロアボールジョイントブーツの破れは30系プリウスに多い症状です。こちらはブーツの交換で済まされるケースも多いですが、年式を考えると内部の球面ブッシュの劣化が起こっていますので、当店ではボールジョイント本体の交換を勧めています。

車高は普段使いで不便が出ないように、尚且つ車高調の性能が発揮できるバランスの良い位置でセットアップです。ツーリングセレクション純正ホイールは程よいローダウンスタイルがよく似合います。車検整備も完了し、フロントバンパーを取り付けて作業完了です。

後期には無いカラーで個性を演出。

後期フロントバンパーも装着し、作業完了です。アイスバーグシルバーメタリックは後期型には採用されなかったカラーなので、後期フェイスは新鮮に見えます。

全体の雰囲気はこんな感じです。このように新車時には実現できなかった仕様を中古車で仕上げていくのも、カーライフを楽しむ一つの好例ではないかと思います。見た目は至って普通で、プリウスに興味がない方は何も気づかないかもしれませんが、街中で見かける同じ色のプリウスとは差別化ができ、オーナー様にとっても満足度が高いのではないかと思います。

最後になりましたが、今回は奈良県よりご依頼いただきました。車検整備では予想外の出費があった内容でしたが、快く追加作業を行なって頂き誠に感謝しております。ムーンルーフも装着された非常に良いベース車両ですので、リフレッシュされた愛車と共にこの先もプリウスのある生活を楽しんでいただければと思います。今後ともよろしくお願い致します。

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Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921 

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