車検と同時のリフレッシュ Vol.2 30プリウス後期型の場合。

30プリウスの5年先を見据えたメンテナンス、第一弾ではハブベアリング、ブレーキ周りの紹介でした。第2弾は乗り心地に関するメンテナンス、カスタムの紹介です。

乗り心地が良くなると疲れにくくなる。

続いてのメンテナンスは、ショックアブソーバを含むサスペンションの交換です。サスペンションは路面から受ける衝撃を吸収する部分で、劣化度合いや使用する部品によっては乗り心地を大きく左右する部分です。

一般的には走行距離が10万kmを過ぎると交換時期と言われますが、多くの方はオイルが漏れたりするまで交換をされないか、その前にクルマを乗り換えるという事例がほとんどかと思います。ただ、昨今では30プリウスに長く乗り続ける、或いは親子2世代で30プリウスを受け継がれたりする方も多く、修理だけでなく、『快適性』に拘るお客様も増えています。

今回はショックアブソーバをTEIN Endura Pro Plusに、スプリングは純正と同じ長さ、硬さのTEIN OE Techの組み合わせです。この後に紹介していきますが、ショックアブソーバ以外に乗り味を変化させる補強パーツを取り付け予定ですので、今回チョイスされた減衰力(ショックアブソーバの効き具合)調整式のショックアブソーバはセッティングの幅が広がるメリットがございます。

リアも同様の組み合わせです。交換後の乗り味としては、純正よりも角が取れたような印象で、大きな段差での突き上げもマイルドになります。この後はさらに乗り味を変化させていく『補強パーツ』の紹介です。

乗り味をさらに変化させるひと手間。

長く安心に乗るだけでなく、先の5年のドライブをさらに質感良く楽しんでいただくために、いくつかの補強パーツを取り付けていきます。一つ目はサスペンションと車体フレームを繋ぐサブフレーム、リアのアクスルを補強する『リジカラ』の取り付けです。こちらは補強パーツですが、純正でもこのぐらいの強さがあればというような強度のパーツですので、不快感が出ないことも特徴です。コーナリング姿勢の安定感なども生まれますが、なんといっても『高級感』が増す印象が強いです。良いサスペンションの性能をさらに活かすことができるパーツですので、少しボディの頼りなさが目立つ30プリウスにはお勧めできるパーツです。

そのほかの部分として、コーナリング性能を高めて安心感をプラスしてくれる、CUSCO製の『リアスタビバー』取り付けです。サスペンションの下に取り付けられた青いパーツです。

20系プリウスにはリアスタビライザーが装着されていましたが、30系では無くなりました。それだけが要因では無いのですが、30系プリウスは少しリアの剛性感、足回りの動きに物足りなさを感じることもあります。リアスタビバーを装着することで安定感も増し、交差点を曲がるだけでもクルマの動きがよくなっている実感が得られます。

さらにもう一つ、アイシン製のドアスタビライザーを装着します。こちらも先述のリジカラと同様で、クルマの質感を高めてくれるような効果が大きいパーツで、開口部の大きいドアを補強することで、乗り心地の向上や、高速道路やカーブの多い山道などでの安定感も向上します。

これらのパーツは純正に近いサスペンションの車両に装着しても不快感が出にくい補強パーツです。先の5年間を今までと違った『しっかりとした乗り心地』で過ごして頂くための、Kyoei Japan的アプローチです。サスペンション、ブレーキなどのメンテナンスも終わり、次回で最終回です。次回は不具合が起きると走行できなくなる恐れがある部分のお手入れですので、そちらもぜひご覧いただければと思います。

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