見えないところまで綺麗に、プリウスα 前期型 ブレーキオーバーホール、ハブベアリング交換。
普段クルマに乗っていれば、内装の汚れやボディの汚れは目につく為、気になる方も多いかと思います。では普段見えない部分はどうでしょうか? クルマは見えない部分にこそ、重要なポイントが詰まっています。
10年の年月を感じさせない状態。
今回ご入庫いただいた車両は、平成24年式のプリウスα、いわゆる前期型です。プリウスαは、プリウスの燃費の良さや耐久性など優れた部分を活かしつつ、居住性や荷室スペースの拡大など、ステーションワゴンとミニバンの中間ぐらいの車格になったプリウスの兄弟車的存在です。新車の生産が終わった今でも、根強い人気を誇っている車種です。
今回のメニューは、ブレーキ周りの清掃やメンテナンス(オーバーホール)と、隣接する部分にあるハブベアリングの交換、ブレーキパッドの交換です。
お客様のプリウスαは大きなトラブルを抱えていた訳ではなく、トラブルを未然に防ぐ為の予防整備です。下回りを目視で見る限りは非常に綺麗です。ブレーキに関しては、オイル漏れなどは無いものの、使い込まれた汚れ、シール類の劣化は見られます。
ピストンやオイルシールなどは新品に、できる限りメンテナンスの効果が長続きするように、組み付け後に不具合が出ないように、慎重に作業を行います。
合わせてブレーキパッド、フィッティングキットも新品に交換です。ブレーキパッドを上下で支える部分であるフィッティングキットは再利用も可能な状態でしたが、新品と比べると組み付けた際の動きの良さが違います。仕上がりにこだわられる方は同時交換をお勧めします。
ハブベアリングは前後とも交換です。優良社外品でなく、オーナー様のこだわりで純正品を使用させて頂きました。上の画像は交換前の写真ですが、ひどい錆や異音、違和感はありませんでした。ただ、見えない部分だからこそいつ異音がで始めるかなど読みにくい部分もあります。余裕があるときに予防整備してしまうことで、毎日の運転に安心感が生まれます。
フロントのベアリング交換が終わったところです。黒く光るハブセンターが目を惹きますが、ホイールを付ければこちらも全く見えなくなる部分です。見えないからこそしっかりとした部品を選び、安心感に繋げたいですね。
カスタムされていなくとも放たれるオーラ。
最後になりましたが、今回のお客様には兵庫県三田市よりお越しいただきました。これまでにもハイブリッドバッテリーの交換やEGRバルブのメンテナンスなど、予防整備で複数回ご来店いただいておりました。その度に『細かいところまで綺麗にされてるな〜』と感じておりました。くすみのないヘッドライト、細部まで艶があるボディ、そして傷、汚れが殆どない純正ホイール、イベントに出展されているカスタムカーでも、ここまで綺麗ではない車両を見かけます。毎日の通勤に使われているにもかかわらず、この状態を維持されているという事は、日頃のお手入れも物凄く丁寧に、愛車のことを非常に大切に思われていることが強く伝わってきます。このような車両からは独特のオーラが感じられます。
予防整備の効果もあって非常に状態が良い車両です。今後も変わらず、プリウスαを大切にして頂ければと思います。当店としても学びがある作業でした。この度はご来店誠にありがとうございました。
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Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service
〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地
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