30プリウス 後期型 St Suspension 車高調取り付け
皆様こんにちは、お世話になっております。日頃より当店のブログをご愛読いただき誠に有難うございます。初めての方もご訪問誠に有難うございます。こちらはプリウス専門店『Kyoei Japan』のスタッフブログになります。プリウスの修理やパーツの取り付け、イベント情報などを不定期で更新させていただいております。
今回のブログは、ZVW30プリウス後期型に、少し変わった車高調を取り付けさせて頂いたのでご紹介させて頂きます。
St Suspensions は、ドイツのサスペンションメーカーである『KW(カーヴェー)
』の技術をフィードバックしたブランドで、本家KWよりもリーズナブルでありながらも高品質であることが魅力的なブランドです。今回はこちらの車高調をお客様にご用意頂き、当店で装着していきたいと思います。
お客様のプリウスには、TRD製のショックアブソーバが装着されています。ダストカバーの破れはありますが、特にオイルが漏れたりガタつきがあった訳ではございません。今回は予防整備を兼ねての交換作業になります。
ヨーロッパメーカーの車高調はアッパーマウント等の消耗パーツを純正流用するタイプが多いです。今回のSTも純正パーツを流用するタイプです。純正亜パーマウントを使用する事で、金属ベアリングを使用するピロアッパータイプよりもステアリング操作のダイレクト感は劣る面がありますが、耐久性は圧倒的に高いです。段差での突き上げ感も優しいため、街乗りメインの方にはオススメできる商品です。
足廻りに詳しい方ならお気づきかと思いますが、こちらの車高調は日本で人気のある全長調整式ではありません。今回の全長固定のネジ式の場合は『車高を下げることで乗り心地が悪化する』というデメリットにフォーカスされがちですが、車検に通る車高にセットアップする場合の多くはメーカーが推奨するセッティングに当てはまる場合が多く、街乗りメインで乗り心地重視という方に乗っては殆どデメリットは無いとお考え頂けます。
そういった全長固定式車高長の特性とお客様からのリクエストもあり、今回はメーカー推奨の車高でセットアップしました。車高調だけでなく、社外パーツの性能を存分に活かすためには商品の特性を理解して使用して頂くことが重要です。
今回は足廻りにプラスして、Lexon Exclusive製のリップスポイラーも装着させて頂きました。今回はボディー同色ではなく、お客様のアクセントカラーに合わせてトヨタ純正ブラックで塗装させて頂きました。こちらのリップスポイラーは最低地上高の変化が少ないため、毎日乗るプリウスへの装着もオススメです。
車高調の装着が終わり、ヘッドライトの光軸などを合わせます。TRDのサスペンションキットが約1.5cmのローダウンとなりますが、今回の仕様変更でも2〜3センチほどのローダウンとなっています。普段使いは問題無い車高ですので、快適性は損なっていません。
気になる乗り心地に関しては、国産の車高調よりも硬くしっかりとした印象です。しかしこちらのお客様のプリウスはSpoon Sports 製のリジカラやG’s純正のロアブレースなど、徹底的な補強がされていた為、すごくしなやかに足廻りが動いている事がわかりました。乗り味は普通の30プリウスと違って、欧州車のような感覚です。
指定整備工場ではカスタマイズができないイメージを持たれている方も多いかと思いますが、今回のお客様のように車検に通る範囲内で、尚且つクルマの性能を向上させる事にフォーカスした部品選びをしてカーライフを楽しんでおられる方も多いです。
市販パーツでもうまく組みわせることでまるで特注のような1台を仕上げる事も可能です。このような皆様一人一人に合うクルマ造りのお手伝いをさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。
最後になりましたが、今回のお客様には福岡県北九州市よりお越しいただきました。九州地方から数えればとてもたくさんの車屋さんがあるかと思いますが、そんな中で当店をお選び頂き誠に感謝しております。今後もお車をより良くするお手伝いをさせていただければと思っておりますので、宜しくお願い致します。この度はご来店誠にありがとうございました。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。当店のブログはトラブルやメンテナンスに関する内容が多いですが、このようなお客様一人一人に合う仕様変更なども得意とさせていただいております。皆様にとって最高のプリウスをパーソナライズさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
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