プリウスα ZVW41W 走行距離21万kmのリフレッシュプラン

皆様こんにちは、お世話になっております。日頃より当店のブログをご愛読いただき誠に有難うございます。初めての方もご訪問誠に有難うございます。こちらはプリウス専門店『Kyoei Japan』のスタッフブログになります。プリウスの修理やパーツの取り付け、イベント情報などを不定期で更新させていただいております。

今回のブログは、当店が得意とする30系プリウスの兄弟車でもあるZVW41プリウスαのメンテナンスについてお話ししていきたいと思います。

タイトルの通り、お客様のプリウスαの走行距離は約21万km、外装の状態からは走行距離の多さを感じることは全くありません。それだけプリウスαに愛着を持ってここまで乗り続けてこられた経緯が伺えます。

今回ご依頼頂いたメニューは、EGRバルブ、インテークマニホールド、スロットルバルブ、インジェクター周辺の清掃、前後足廻りのリフレッシュに加えて、リジカラの取り付けもご依頼頂きました。

EGRバルブ、インテークマニホールド、インジェクター周辺のメンテナンス

まずはEGRバルブ等の清掃です。

EGRバルブの汚れ具合は中々なものでした。最近では『マメにガソリン添加剤を入れています』というお客様も多く、燃焼室入り口あたりがとても綺麗なお客様も多いのですが、EGRバルブに関しては添加剤で汚れを防ぐのが難しく、走行距離相応の汚れが見られるケースが多いです。

スロットルバルブに関しては薄く汚れが付いている程度です。ただ、アイドリング時はスロットルの開き具合は微少ですので、こういった少量の汚れでも不調の原因になる恐れもあります。

インジェクター周辺は比較的綺麗な状態、こちらはお客様が日頃から使用されていたガソリン添加剤の効果が発揮されている状態です。

インテークマニホールドの汚れもそれなりに見られます。インテークマニホールドにはブローバイガス(クランクケースから漏れ出るガス)が戻ってくることもあり、オイルやススが溜まってしまう事が特徴です。この部分の汚れがその先のインジェクター周辺の汚れに繋がる恐れもありますので、こちらも清掃していきます。ブローバイガスの逆流を防ぐPCVバルブも消耗品ですので、この時に同時交換を行います。

各部清掃後の写真です。EGRバルブに関しては手動で開閉動作を確認し、引っ掛かりが無い事を確認します。

インジェクター周辺も汚れが少なかったこともあり、比較的簡単な作業で清掃できました。この辺りの汚れが綺麗になることで燃料噴射量が最適化され、燃費の向上も期待できます。もし中古車を購入された方で添加剤の使用を検討されている場合は、この辺りの清掃を行った後に使用されるとより効果を発揮しやすくなりますのでオススメです。一通り作業が完了し、続いては足廻りのメンテナンスです。

足廻りのリフレッシュ

続いては足廻りのリフレッシュです。お客様からは乗り心地が悪化している実感があることはお伺いしており、今回は複数のショックアブソーバの中から検討して頂いた結果、KYB製のNEW SR スペシャルという商品を使用しリフレッシュを行います。

NEW SR スペシャルの特徴としては、純正よりもショックの収まりが良く、カーブでのふらつきも低減するというものです。ショックアブソーバ以外のゴムブッシュやアッパーマウント、スプリングなど関連する部品も新品に交換していきます。

こちらが交換前、大きなオイル漏れ等はありませんが、ダストカバーの破れは気になります。

交換後の写真です。爽やかな青色がアクセントになり、見えない部分ですが自己満足度が高まりそうです。

リアショックのアッパーブッシュも写真のようにヘタリが見られました。こちらも新品に交換です。

リアショック、スプリングも新品でスッキリします。交換後は段差での衝撃の収まりが良く、車酔いをする人でも酔いにくいような無駄な揺れの無い乗り心地に仕上がりました。今回はこちらの足廻りの動きをさらに良くするパーツを同時に取り付けていきますので、次項もご覧ください。

リジカラの取り付け

最後の作業は当店でも人気メニューになりつつある『リジカラ』の取り付けです。リジカラはホンダ車のチューニングで有名なSPOONから販売されている足廻りのパーツで、足廻りを支えるサブフレームとボディーの一体感をプラスすることでショックアブソーバ等の動きが良くなり、突き上げ感の軽減、ハンドリングレスポンスの向上などの恩恵を得られるパーツです。

今回は足廻りのリフレッシュと兼ねてこちらを取り付けておりますので、効果は大きく、より上質な乗り心地に仕上がりました。

個体差によってサブフレームとボディーにズレがあり、取り付けにお時間を頂く事もありますが、概ね半日ほどでの作業が可能です。リジカラの取り付けはすでにショックアブソーバを交換されている方や、車高調を装着されている方にもおすすめと言えるメニューですので、お気軽にご相談ください。

以上で全ての作業が終わり、無事に納車となりました。昨今ではトラブルを未然に防ぐ予防整備と同時に純正よりもグレードアップするためのパーツの装着をご依頼されることも増えてまいりました。皆様が日頃から気になっているところが大きな改善、アップグレードに繋がることがございます。些細な事でも構いませんのでお気軽にご相談ください。

最後になりましたが、今回のお客様には大阪府よりご来店いただきました。走行距離を感じさせない外観だけでなくメンテナンスがしっかりと行き届いた車両の状態は、間違いなく長く安心して乗り続けられるものと思います。今後もメンテナンスやお手入れを続けていただければと思いますし、何か気になる点があれば今後もサポートさせていただければと思います。この度は遠方からのご来店誠にありがとうございました。

Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

営業・広報  石山大輔

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