オーナー様が特に気になる部分を含めたメンテナンス 30プリウス後期型
プリウスに乗っていて気になるところは皆様それぞれかと思います。今回のお客様も、これから長くプリウスに乗っていく上で気になるポイントを押さえたメンテナンスとなりました。
新車に近い走りへ。
まず取り掛かるのは、エンジン吸気系の清掃、ガソリンを噴射するインジェクターの清掃です。プリウスを気持ちよく走らせるためには低速トルクの安定感が非常に重要で、経年劣化によってそれが損なわれることも特徴です。

今回はリビルト品の中でも噴射量が整った4本でまとめられた『レベリングインジェクター』を使用しました。新品交換ももちろん効果的ですが、今日現在の状況であれば、インジェクターの場合は費用と性能のバランス的にこちらが優れていると考えています。

その他の部分として、EGRバルブだけではなく、写真のインテークマニホールドの清掃や、アクセルを踏んだ際に開閉するスロットルバルブの清掃も行い、さらなる走りの最適化を進めていきます。

30系プリウスはスロットルバルブの汚れによって燃費や走りが悪化するケースも増加傾向です。年式的にもピンポイントの修理ではなく、トータルバランスも考えたメンテナンスが重要になっています。
オーナー様が特に気になるところ。

続いてのメンテナンスは、ガラスのモールやサンルーフ先端のモールの修理です。お客様はこちらのモールの劣化、フィッティングの悪さを気にされていて、確かにモールのひび割れや、サンルーフモールが少し浮いたような状態になっています。

フロントガラスのモールの交換は、ガラスの脱着が必要となりますので、専門業者様へ委託となります。30プリウスのフロントガラスは扱いが難しく割れやすい特徴があるそうで、ガラス交換前提での作業もオススメではあります。

交換後はモールのひび割れもなくなり、サンルーフモールもしっかりとした位置に取り付けることができました。このような劣化が気にならないという方も多いかと思いますが、『自分が特に気になるところが綺麗になる』というのはすごく意義があることだと考えています。安価で済むメンテナンスではありませんが、オーナー様のお悩みが一つ解決できたという点では、我々も非常に嬉しく思います。
こちらのプリウスのメンテナンスはもう少し続きます。次回は足回りなどのメンテナンスも紹介していきたいと思います。
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