『車検』と聞けば『受けなければいけない』という義務感があり、あまり気が乗らないという方がほとんどだと思います。そんな2年に一度の行事の満足度を少しでも高めるために、Kyoei Japanでは効果が体感できる内容を少しでも盛り込みたいと考えています。今回のプリウスの事例を是非ご覧下さい。

地域の気候に合わせた予防整備。

お客様がお住まいの地域は、当店の所在する綾部市の隣、京都府舞鶴市です。舞鶴市も冬季になると気温が低くなり、路面の凍結や降雪、積雪が多い地域となります。そのため凍結防止剤の散布も多くなり、下回りの錆が気になります。

今回はそんなお客様のお住まいの地域の環境に合わせて、下回りの防錆塗装をさせて頂きました。最もベーシックな塗り方では、水性のスプレータイプを使用しますが、今回は積雪などが多い地域であるため、もう少し塗膜が硬く頑丈になる油性タイプのアンダーコート剤を使用しています。

ただ、全てを黒く塗ってしまうと錆の進行が掴みにくかったり、全ての部分を分厚く塗装すると後々の整備性を悪くしてしまいます。今回は要所要所にクリアの塗料を使用しながら塗装を行いました。

下回りの錆も著しくなければ車検のルールに引っかかることは無いですが、車検というタイミングを利用すれば防錆塗装の工賃を少し削減したり、車両を預けるタイミングを一度にまとめることも可能です。

30系プリウスは燃料パイプも錆びやすくなっています。弱い部分をしっかりと保護することで、過酷な環境であっても安心感をプラスすることができます。

プリウス特有の弱点を重点的に。

続いてはエンジンルーム内に移ります。写真はガソリンを噴射するインジェクター周辺の汚れた部分です。こちらも汚れていることが車検に影響する事はほぼ無いですがプリウスを良い状態で快適に乗るには綺麗にしておきたい部分です。この部分の汚れは燃費の悪化やエンジン始動時の振動発生にもつながります。

清掃後の様子です。ここまでは手作業ではできませんので、専用のブラストマシンを使用します。

同時に相乗効果の高いスロットルバルブの清掃、

定番のEGRバルブの清掃も行います。

昨今では、EGRバルブ清掃をしたにもかかわらず、異音が止まらないという書き込みや、EGRバルブ清掃後さらに調子が悪くなったといった書き込みを見受ける事もございます。その場合はトラブルの原因が別の場所にある、または作業のミスが考えられます。

弊社でも数多くの作業をこなす中で、常に最善の方法にアップデートしてきました。現在では手作業では実現できないレベルでの清掃を行なっています。

その他では、各ドアに備わるベルトモールも新品に交換しました。もちろんここも車検とは関係ない部分ですが、美しい外観を保つためには必要不可欠な交換部品です。車検に通らない部分の修繕はもちろん大切ですが、充実したカーライフを送るためには愛車が限りなく良い状態であるという点はさらに大切であると考えています。義務的な行事を少しでも楽しく乗り切るために最も大切なのは、『愛車を大切に思う気持ち』なのかもしれません。

手をかけるほどに変化する『価値観』

今回車検をご依頼いただいたお客様は、3年ほど前からKyoei Japanに通っていただいております。当初は『好きでプリウスを買ったわけでは無かった』と仰られていたお客様も、ホイールや足回りの仕様変更、ボディ補強やオーディオのアップグレードを行うにつれ、プリウスが『唯一無二』の存在となっています。

今回車検の代車で弊社の30プリウス後期型にお乗り頂いたのですが、お帰りの際は『やっぱり自分のクルマが一番良い』と仰られていました。愛車がそこまでの存在となれば隣に最新車種や超高級車が並んだとしても、何も揺さぶられることは無いでしょう。弊社の掲げるプリウスのある生活は、皆様とプリウスの関係や距離感を大切にしています。当たり前の行事である『車検』であっても、皆様それぞれの形を作りたいと思っていますので、いつもの車検を少しでも充実したものに変えたいと思われる方はお気軽にご相談ください。最後になりましたが、車検だけではなく、普段のメンテナンスも日頃からご依頼いただき誠に感謝しております。これからもとっておきのプリウスのある生活をお楽しみください。この度は素晴らしい内容の車検をご依頼頂き、誠にありがとうございました。

お問い合わせ、お見積もりは『コチラ』

Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻２番地

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