乗りやすさ重視のカスタム、ZVW40プリウスα、リフトアップスプリング装着、ブレーキのリフレッシュ。

『カスタムカー』と聞けば使い勝手を損なうイメージを持つ方もおられるかもしれません。しかし、『使い勝手を良くする』こともカスタムです。今回は乗りやすさをアップさせるためのカスタム事例を紹介していきます。

純正でも快適だけど。

今回ご依頼いただいたお客様の車両は、ZVW40型のプリウスα、型式がZVW40のプリウスαは、乗車定員が7人乗りで、ファミリーカーとしても人気のあるモデルです。こちらのお客様も、奥様の日常使いのおクルマでもあり、家族で出かける為のクルマでもあるそうです。プリウスαはステーションワゴン形状ですが、プリウスと兄弟車ということもあり、サスペンションのヘタリなどが出てくると立体駐車場などの段差で腹下を打つケースも見受けられます。

そこで、そのような事態を防ぐためと、視界の良さをさらに高めるためにリフトアップ(車高を上げる)サスペンションキットを取り付けていきます。

今回選ばせて頂いたパーツは、チューハツプラスマルチロードという商品です。こちらはサスペンションのスプリング部分を交換することで車高を純正比2cmほどアップできる特性があります。

チューハツはトヨタ純正のスプリングを製造している中央発條株式会社のオリジナルブランドですので、品質には信頼感があります。今回はショックアブソーバは再利用、スプリングに接する純正部品は新品に交換させて頂きました。

リフトアップスプリングは純正スプリングより少し硬くなる特性がありますので、写真のクスコ パワーブレースセンターと、Spoonリジカラで車体の剛性を少しアップさせています。これによりサスペンションの動きが良くなり、乗り心地の悪化を防ぐ狙いがあります。足回りのリフレッシュに加えて、車にとって重要なブレーキもメンテナンスしていきます。

メンテナンスと同時のアップグレード。

今回はブレーキパッドの消耗が大きく、交換時期としてはベストタイミングでしたので、ブレーキローターとブレーキパッドを純正品よりも高性能なDIXCEL製のパーツでアップグレードしていきます。プリウスαは乗車定員も多く、車重もそれなりにある車ですので、ブレーキのフィーリングが良い事が快適なドライブに繋がります。

今回は前後のブレーキパッド、ローターの交換、リアブレーキは少し錆が出てブレーキフルードの滲みがあったため、ブレーキキャリパーのオーバーホールも行いました。プリウスαはモーターによる回生ブレーキの恩恵でブレーキパッドの消耗が少ないため、ブレーキのメンテナンスも先延ばしにされがちです。目に見えてわかりやすいブレーキパッドの交換以外にも、見落としがないように注意が必要です。

ファミリーカーとしての需要。

ブレーキ周り、サスペンション周辺の作業も完了し、無事に納車となりました。2cmの車高アップですが、見た目の雰囲気は結構変わります。

昨今はガソリン価格の高騰や物価の高騰もあり、燃費が良いクルマの需要が高まっています。中でもプリウスαは車内スペースの広さもあって、燃費の良くないミニバンからの買い替え需要も今後高まってくることが予測されます。

今回のお客様のように、自分好みに、尚且つ使い勝手をさらに高めていくメンテナンスやカスタムはこれからプリウスαの中古車を買う方にとっても良い事例になるのではないでしょうか。最後になりましたが、今回は福岡県よりご来店いただきました。今回のお手入れでクルマの雰囲気やドライブフィーリングが変わり、今までとはまた違った楽しさが見えてくるかと思います。今後もメンテナンスのご相談などお待ちしておりますので、引き続きよろしくお願い致します。この度は遠方からのご来店誠にありがとうございました。

作業内訳

チューハツプラス マルチロード リフトアップスプリング取り付け

DIXCEL PDタイプ ブレーキローター、ECタイプブレーキパッド取り付け

リアブレーキキャリパー オーバーホール

クスコ パワーブレース センター 取り付け

SPOON リジカラ 取り付け 前後 

Quantum Solenoid QS2取り付け

ATF 交換 ワコーズプレミアム S

作業時間 1泊2日でお預かり、無料代車有り

お問い合わせ、お見積もりは『コチラ

Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921 

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