更なる燃費とエンジンパワーを求める方へ。30系プリウスのインジェクターリフレッシュ。

30系プリウスを所有されている方が気にされるポイントとして挙げられるのが”燃費”では無いでしょうか?各部の経年劣化も進み、新車時の性能からはだんだんと衰えが感じられるかと思いますが、当店では各部のリフレッシュで新車時の性能を目指す提案を続けていきます。

”燃費”が悪化する要素。

プリウスの燃費が悪化する要素として良く耳にするのは”ハイブリッドバッテリー”の劣化です。しかし、モーター以外にもエンジンの力を使うプリウスにとっては、エンジン側のメンテナンスも燃費が良い状態を保つには大切です。

当店でもガソリンを噴射するインジェクター周辺の清掃や、

エンジン内部に取り込む空気の量を調整するスロットルバルブの清掃など、燃費向上が期待できるメンテナンスのご提案はさせて頂いておりました。これら以外にも、新車時よりも性能が低下してしまう部分は多くあります。今回はたくさんある中でも、体感的にメンテナンスの効果がわかりやすい部分として、『インジェクター』のリフレッシュを紹介していきます。

”インジェクター”は、コンピュータの計算によって割り出されたガソリンの量を正確に噴射する為の装置です。インジェクターから吐き出されたガソリンは細かい霧状になります。

インジェクターの噴射穴は非常に微細で、汚れによって綺麗な噴霧ができなくなる恐れもあります。一般的にインジェクターは走行距離10万km辺りから性能が低下し始めると言われています。

写真のインジェクターは、走行距離11万5千kmほど走行した車両から取り外したインジェクターです。定期的なガソリン添加剤の添加によって、目視では綺麗に感じますが、添加剤が届きにくい部分にはカーボン汚れが目立ちます。インジェクター内部は簡単に清掃できないため、今回はリフレッシュ済みインジェクターを使用し、交換していきます。

新品、バランス確認済みリビルトなどの商品バリエーションについて。

インジェクターには、メーカー純正の新品、中古品の性能を復活させたリビルト品、そして、リビルト品の中でも噴射量のバランスが整ったものを集めた”レベリングインジェクター”などの商品があります。

30系プリウスはエコカーでもあることから、燃調のセッティングが意外とシビアです。レベリングインジェクターは噴射のバランスが整っていることから、加速性能の向上、エンジンの静粛性アップなどプラスの効果が期待できます。

では新品と比べてどうなの? と疑問にも思えますが、新品の場合は基準値にプラスマイナス幾らかでの品質管理を行い出荷されています。レースの世界では、新品をたくさん用意し、テスターにかけた上で良いものを選りすぐることが定番とのことですが、なかなかプリウスでそこまではしづらいかと思います。

レベリングインジェクターは、そんな手間をメーカー様が行ってくれるお手軽商品ですので、気軽にバランスの取れたインジェクターの走りを体感したい方にとってはおすすめのプランです。

インジェクター交換後は、コンピュータを繋いで燃調のリセット、テスト走行を行います。コンピュータは各部に汚れが溜まれば、調子が悪くならないように、汚れが溜まった状態の最適な計算値を作りますので、清掃後はリセットをしないと真の効果を発揮しにくくなります。

各部の数値を確認しながら、初期段階の学習を終わらせます。こちらの確認は非常に重要ですので、必ず確認を行いましょう。

交換後の感想としましては、2,000回転以下で走行している際の静粛性の向上、トルク向上が最も体感しやすいポイントでした。この辺りのトルクが落ちると、プリウスの燃費も悪くなってしまいます。インジェクター交換のような細かい部分でも、体感的に効果が大きい作業ですので、燃費の悪化を気にされている方はぜひお気軽にお問い合わせください。今回のインジェクター交換は、従来からの当店のメニュであるEGRバルブ〜インジェクター周辺の清掃時のついでとして、必要になりそうなお客さまにはご提案させて頂きます。その他に気になる点など、下記のお問い合わせフォームよりご質問ください。よろしくお願い致します。

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Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921 

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