夏を過ぎると増えるトラブル、30プリウス後期型 ハイブリッドバッテリー交換
プリウスというクルマにとって非常に大切なパーツとなるのが駆動用の『ハイブリッドバッテリー』です。夏の暑さでダメージを受けたバッテリーが、少し時間をおいて寿命を迎える事例が増えています。
暑さによる負担。
ハイブリッドバッテリーは、熱によって負担が増してしまう懸念があります。元々プリウスには、ハイブリッドバッテリーが高温になりすぎると使用を制限するプログラムが組み込まれていますが、その制御が入るまではある程度高温であっても充放電を繰り返します。
昨今の夏は最高気温が35度を超える日も多く、バッテリーにとっては過酷な日も続いていました。そんな酷暑で使用されていたバッテリーが、少し暑さが落ち着いてきたタイミングで異常を発生させることが、例年のパターンになっています。

今回ご入庫いただいた30プリウスは後期型で、走行距離は15万kmです。よくハイブリッドバッテリーの寿命はどのくらいですか?とご質問を頂きますが、昨今では走行距離での判断は難しくなっています。普段走行されている環境が大きく影響しますので、ストップアンドゴーが多い市街地走行が多い方であれば、初年度登録から10年以上経過していれば注意が必要です。

交換にあたって新品バッテリーか、再生品のリビルトハイブリッドバッテリーを使用すべきか迷う方も多いかと思います。リビルトハイブリッドバッテリーは価格こそ魅力的ではありますが、耐久性が新品と比べて劣ります。バッテリー交換後も長く安心して乗りたいとお考えの方は、新品ハイブリッドバッテリーでの交換がおすすめです。
バッテリーと同時交換を勧められるパーツ。
ハイブリッドバッテリーと同時交換を進められることが多いのが、写真の『ボルテージセンサー』です。こちらはハイブリッドバッテリーのユニットに据え付けられるため、多くの店舗様では同時交換を勧められます。ただ、部品代金が5万円程度と高額ではありますので、弊社では『必要に応じて』という対応をさせていただいております。

その場で交換が必要と判断した場合や、長い目で見て安心感が欲しいとお考えの方につきましては、同時交換がおすすめです。交換の必要が無いと判断できる場合も多いため、無駄使いを減らしたいとお考えの方はお気軽にご相談ください。
不安要素はなるべく少なく。

最後になりましたが、今回のお客さまは京都府よりリピートでのご来店でした。同じ京都府でも南部からのご来店で、遠方からのご来店誠にありがとうございます。バッテリー交換後もある程度長く乗りたいという事でしたので、新品のハイブリッドバッテリーでの交換を選択して頂きました。
冒頭でも記載しましたが、ハイブリッドバッテリーは30プリウスに取って非常に大切なパーツです。次のクルマに乗り換える予定がない方については、乗られている間の不安要素を少しでも少なくするためにも、新品ハイブリッドバッテリーがおすすめです。皆様の普段のご使用状況や走行されている環境などをお聞かせいただければ、最適な答えも見つかるはずですので、気になる方はお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。今回のようなブログよりもさらに踏み込んだ情報を発信している有料会員様向けサイト『Kyoei Japan Premium』、全国各地からプリウス好きが集まるコミュニティーで、ここでしか得られない情報や楽しさがございます。登録はコチラからよろしくお願い致します。
Kyoei Japan (プリウス専門店)
〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地
Tel:0773-42-6921
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。