乗り続けるという選択肢 30プリウスのメンテナンスレポート。
車検のタイミングや、所有している車種のニューモデルが発売されたタイミングなどは、車両の乗り換えを考えられる方も多いタイミングです。60系プリウスのデビューで乗り換えを考えた30プリウスオーナー様も多いのでは無いでしょうか? 逆に、ニューモデルを見た上で『乗り続ける』という選択をした方が少なくないのも現状です。今回のブログは、そんな『乗り続ける』選択をされたお客様のプリウスのメンテナンスレポートです。

お客様の30プリウスは後期型で、走行距離は約8万km、現状大きなトラブルを抱えている訳ではございませんでしたが、この先もしばらくは30プリウスに乗り続けるという選択をされ、今回先に起こりうるトラブルを未然に防ぐためのメンテナンスを行わせて頂きました。
主な交換、メンテナンス箇所としては、ハイブリッドバッテリー、ショックアブソーバ、ブレーキパッドやローター、EGRバルブなどのエンジン吸気系メンテナンスなどです。

ブレーキに関しては単純にブレーキパッドやローターの交換だけでなく、キャリパー内部のオーバーホールも行います。これに関しては、先の5年間、ブレーキの動きができる限り最適な状態を保てるようにする予防整備です。

もう少しブレーキの効きが良ければと仰られていたお客様のご要望に合わせて、ディスクローターはDIXCEL製のスリット入りタイプを装着、スポーティーな見た目だけでなく、制動力もアップする実用性も兼ね備えています。ハブセンターには今後のメンテナンス性の悪化を防ぐために簡単な防錆剤も施工します。

ショックアブソーバには、リフレッシュのタイミングに合わせて車高が2cmほどアップするTEIN エンデュラプロ HCプラスを装着、元々腹下を擦りやすい30プリウスには、実用性アップにつながるパーツです。雪道などでアンダーカバーを破損するリスクも軽減できるなどのメリットもございます。乗り心地も上質で、ショックアブソーバの塗装も厚く塩害対策にも優れています。

ブーツに傷みがあったロアボールジョイントも交換です。こちらに関してはブーツのみを交換されている事例も散見されますが、走行している中で内部のジョイント自体もある程度劣化しますので、表面的な部分だけでなく、本体の交換を弊社ではお薦めしています。

ハイブリッドバッテリーは異常が出ているわけではございませんが、こちらも予防的に新品に交換していきます。弊社ではリビルトハイブリッドバッテリーも製造販売をさせて頂いておりますが、こちらはあくまでも使用される期間が限定されている方向けの商品となります。交換後2年以上乗りたいとお考えの方には間違いなく新品バッテリーがお薦めです。
これらのメンテナンスにはそれなりに費用が必要となりますが、新車に乗り換えるほどの金額ではございません。年々新車のサイズ感やデザイン、コンセプトには変化があり、特にサイズやコンセプトの変化によって乗り換えを踏みとどまる方も少なくありません。ご自身に合ったクルマが見つからないといった感じでしょうか。
もし現在お乗りのプリウスやプリウスαに不満がなく、まだまだ乗り続けたいとお考えの方に関しては、今回のような総合的なメンテナンスも決して無駄遣いではないと弊社では考えています。思い入れのある車両のメンテナンスもしっかりと行わせて頂きますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。
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