暑い夏に要注意、30プリウス エンジン側ウォーターポンプ交換。

30プリウスでトラブルを未然に防ぐための予防整備がおすすめとなるポイントは年々増えていますが、中でもおすすめと言えるのが『エンジン側のウォーターポンプ』です。ハイブリッドバッテリーやEGRバルブなど、定番のトラブルよりもおすすめできる部分は以下の理由からです。

その場で走行できなくなる可能性。

エンジンのウォーターポンプの役割は、エンジンに冷却水を送ることで、そのポンプが停止することでエンジンがオーバーヒートを起こし、最悪の場合はエンジンが仕様できなくなる恐れがあります。そのため、エンジン側のウォーターポンプが止まってしまった場合は車両側が制御をかけて、動かない状態にしてしまうプログラムが働きます。

例えばこのような現象が旅行中や出張中など、出先で起こってしまった場合は予定が狂ってしまったり、宿やレンタカーの手配など予期せぬ出費に見舞われてしまったりなどのリスクが高まります。

トラブルの出かたによっては走行不能にならない場合もありますが、エンジンへのダメージが懸念される部分は変わりません。このような観点から、他の部分よりも予防整備としておすすめであると弊社では考えています。

最適なタイミングについて考える。

ウォーターポンプの寿命ですが、早いパターンでは走行距離10万kmを超えたあたりで異常が出ている車両も見られます。止まってしまう以外にも、止まるべき時に止まらなくなる『過回転』という症状も見られます。また、ある程度の経年劣化も予測はできますので、現在公道を走っているほぼ全ての30プリウスで、未交換の場合は予防整備されても無駄ではないタイミングとも考えられます。

エンジンの冷却水にも最適な交換タイミングがあり、初回は16万kmまたは7年、2回目以降は8万kmまたは4年が交換目安となっています。車検などでこのタイミングに当たる方は、一緒にウォーターポンプの交換もされた方が無駄は少ないでしょう。

また、それと同時に長くプリウスに乗りたいとお考えの方であれば、冷却水の流量を調整するサーモスタットや、ホース類の交換などもおすすめです。エンジンにとって冷却水の管理は大切で、夏場は特に負担も増える部分です。過去の事例ではメーター内のハイブリッドシステムチェックという表示を、インターネットの情報でバッテリーのマイナス端子を外してリセットすることを繰り返していたお客様のプリウスが、実はウォーターポンプのトラブルで、エンジンにダメージが入る寸前の状態になっていた事もございました。30プリウスも車両が古くなってきていますので、起こってくるトラブルの症例も常に変化しています。トラブルが起こる前にある程度のメンテナンスを施すことも大切になっていますし、トラブルが起こった際の対応にも最適な方法を施すことが大切です。

最後になりましたが、この度は愛知県からのご来店誠にありがとうございました。各部の手入れが行き届いている車両で、30万km目前の車両には見えないぐらいの弊社では過去の事例なども含め、皆様それぞれのプリウスに合わせたメンテナンスを行わせて頂きますので、気になる方は是非ご相談ください。よろしくお願い致します。

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