社外パーツの落とし穴、30プリウス エンジン始動できずにレッカー入庫。

純正品よりも性能を高めることができる社外品の高性能なパーツですが、使用方法を誤ると性能を低下させることになります。今回はエンジンが始動できなくなる事態にまで発展した事例の紹介です。

入庫した時の状態は、エンジンが始動できず、ニュートラルにもできない状態でした。車両の電源は入るため、まずは故障診断機を接続して診断をしていきます。

故障コードは写真のコードが出ていました。リーン異常は色々な要因が疑われますので、各部の診断をスタートします。

原因はすぐに判明しました。エンジンに取り込む空気を綺麗にするためのエアフィルターの劣化によって、フィルターの破片がエンジン側へ入ったことによるものでした。フィルターの素材的に純正品や同形状や素材のものではこのような状態にはなりませんが、今回は社外品のフィルターであったためにこのような状況になっています。

空気の流れを計測するエアフローセンサーには、入り込んだフィルターの破片が詰まり、焼けたような状態になっていました。こちらの交換とフィルターの交換で一旦はエンジンも再始動し、走行はできる状態にはなりました。

今回はお客さまの意思ではなく、店舗側から勧められて社外のエアフィルターに交換されたという経緯があったようで、今回のようになる商品の特性をお客様は理解されていなかったようです。性能が良いとされることで店舗側も善意で勧めたものかとは考えられますが、純正品との違いや特性はしっかりとご理解いただいた上でご購入いただければと思います。

今回のように部品の使用方法が適切ではない例もちょくちょく見られますので、今回のような社外エアフィルターを使用されている方は再度ご確認いただければと思います。この度は大阪府より、ロードサービスをご利用いただいてのご入庫誠にありがとうございました。

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