安心して乗り続けるために。30プリウス 後期 故障を防ぐ予防整備。
『トラブルが少ない』『長く乗れる』と言われる30プリウスですが、何もメンテナンスをしなければ長持ちもせず、乗り続けることも困難になってしまいます。今回の事例は、30プリウスを大切にし、長く乗りたいと考えられているお客様のメンテナンス事例です。
トラブルが起こる前に。

まずご依頼いただいたのはブレーキ周辺のメンテナンスです。プリウスはハイブリッド車の特徴でもある『回生ブレーキ』が備わることで、ブレーキパッドの消耗が従来のガソリン車よりも少なくなるのが優れたポイントです。ただ、ブレーキパッドの消耗が少ない分、ブレーキのメンテナンスをあまり行っていない車両も目立ち始めています。そのような状態でブレーキパッドだけを交換してしまうと、折角の新品パーツが偏摩耗してしまったりして、寿命を縮めてしまう恐れがあります。

今回はDIXCEL製のブレーキパッド、ブレーキローターでアップグレードしつつ、ブレーキキャリパーのオーバーホール(内部の清掃)や適切な部品交換なども行わせて頂きました。30系プリウスは走行距離が多い車両が増えている車両が増えているのと、経年劣化も見られますので、ブレーキのメンテナンスは慎重に行う必要が出てきています。
走行距離問わず警戒したいトラブル。

こちらもトラブルが起きていたわけではありませんが、エンジン始動時の始動時の異音対策として、EGRバルブなどを含むエンジン吸気系の清掃も行います。こちらは『走行距離がどのくらいで行うべきか』というご質問を頂くことが多いですが、走行距離よりも使用環境が影響することが多いです。普段からたくさんの距離を走る方よりも、お買い物で少し乗るだけという方や、通勤距離が片道10km未満といったショートトリップを繰り返す方は走行距離が少なくても異音が発生したりするケースが多いです。





過去のブログやYoutubeの動画にもしていますが、こちらも年数と共に、清掃で問題ないか、それとも部品交換が必要かの見極めが難しくなっています。弊社では過去の車両データなどを数値化しておりますので、それらの情報を元に最適なメンテナンスをご提案させて頂きます。
走行不能になる前に。

30系プリウスで厄介なトラブルになるのが、エンジン側のウォーターポンプの不具合です。こちらに関しては走行中にトラブルが起こると走行不能になったり、トラブルを放置するとエンジンにダメージを与えたりする部分です。昨今は弊社でも予防整備のご依頼が増えているところです。これから気温も高くなり、車にとっても厳しい季節です。ウォーターポンプは早めの交換がオススメです。
自分なりのペースと価値観で。
今回はメンテナンス以外にも、写真のインバータカバーの他車種流用など、お客様の好みに合わせたアップグレードも行わせて頂きました。以前にサスペンションのアップグレードなどもさせて頂いており、お客様にとっては特別なプリウスに仕上がっています。

愛車に一つでも気に入ったポイントがあれば愛着は増えるもので、そんな部分が増えていくとかけがえのないものに変化していきます。

大切な愛車だからこそ、今回のお客さまのような『安心して乗るためのメンテナンス』が大切になってくるかと思います。Kyoei Japanではこれからも極上の30プリウスを作っていくお手伝いができればと思います。最後になりましたが、福岡県より、2度目のご来店誠にありがとうございました。全国各地からメンテナンスのご依頼お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。
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