お陰様で当店には全国各地からお客様にご来店いただいております。交通費などの兼ね合いで出来るだけ1日でメンテナンスを終えることが多いのですが、車検に関しても同じです。今回の事例は、車検に関する項目以外の部分もワンストップで済ませてしまったケースを紹介します。

Kyoei Japan的車検とは。

『車検』というものに楽しさを感じている方は殆どおられないと思います。国が定めたルールによって、2年に一度訪れる強制的な行事だからです。できるだけ予算をかけたくないという方が多いのも現状ですが、”車検の時に出来るだけメンテナンスをしておきたい”と考える方もおられます。

車検に通らない部分だけを改善して車検に通すのも間違いでは無いのですが、プリウスというクルマが好きで、そんなプリウスを大切に思うお客様の気持ちを大切にしたいと考えている当店としては、車検という行事も特別で意味のあるものにできればと思っています。

当店が車検の受け入れの際にお伺いするポイントとしては、この車検を受けて2年間の間にどの程度のメンテナンスを考えているかという部分があります。2年間ノートラブルで乗り切ることが理想なのか、それとも半年毎、或いは12ヶ月点検の時などに分散してメンテナンスを行なっていくのか、といった感じです。

当店ではプリウスのメンテナンスを多くこなしていく中で得た経験から、ある程度先々で起こりうるトラブルを予測することは可能です。お客様の日常の走行距離や使用環境、お住まいの地域などから、最適な車検プランを作っていきます。

車検に必要な整備と予防整備を切り分けて考える。

今回のお客様の場合は、車検時に必要なメンテナンスとなったのがブレーキパッドの交換、ブレーキキャリパーのオーバーホール、スタビライザーリンクの交換です。

スタビライザーリンクに関しては、写真のようにブーツが破れて内部のグリスが飛び出していたり、深い亀裂が入っている状況でした。

その他の部分としては消耗していたフロントのブレーキパッドの交換、

少しブレーキオイルの滲みが出ていたブレーキキャリパーのオーバーホールです。このような状況を放置すると別のトラブルに発展するケースもございます。現状のトラブルにしっかり対処しつつ、今後のトラブルも防ぐことも大切です。

車検には関係ない部分として、お客様が日頃から気にされていたドライブシャフトの異音対策で、異音対策部品への交換もさせて頂きました。こちらのトラブルに関しては『折角ここまで来たから』ということでご用命いただきました。

イレギュラーなご要望に対してもできる限りワンストップでお応えできるように、ある程度の在庫パーツは用意させて頂きております。これらの作業と完成検査を含めて、朝10時の入庫で夕方の納車となりました。当店では内容の薄い車検を1日にたくさん詰め込まず、１台の車検を丁寧にさせて頂くことが多いです。自社で車検ができる指定整備工場の強みを活かして、プリウス専門店ならではの車検を行わせて頂きます。

プリウスが好きな方のために。

最後になりましたが、今回は石川県金沢市よりご来店いただきました。当店へ車検をご依頼いただく方の多くは、金額よりも内容を重視して頂いております。ただ、メンテナンスを当店でご用命いただき、車検は最低限の内容で価格重視で行なっている方もおられます。この辺りは皆様それぞれに合ったプランが必ず存在しますので、メンテナンスの方向性の相談なども含めてお気軽にご相談ください。お客様のお車は30プリウス後期のGグレード、真っ赤なボディと少しローダウンされてモデリスタのエアロパーツが引き立つスタイリッシュな仕様です。まだまだ長く乗っていただける状態ですので、今後もメンテナンスなどお気軽にご相談いただければと思います。この度は遠方からのご来店誠にありがとうございました。今回の作業内容の内訳、所要時間は以下の通りです。

平成 24年式　ZVW30 プリウス 後期型　走行距離98,000km

メンテナンス内容

ブレーキオイル交換

フロント ブレーキパッド交換、キャリパーオーバーホール

ドライブシャフト アウトボードシャフト交換(異音対策)

ATF交換

LLC交換 （インバータ側）

所要時間 AM10時受付、午後17時半納車。無料代車 有

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Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻２番地

Tel:0773-42-6921