『このクルマに一目惚れ…』Kyoei Japan的 愛車紹介Vol.2

皆様にとってお車を購入する『決め手』になる部分はどういった所でしょうか?デザイン、馬力、室内スペースの広さ、などなど様々かと思います。今回紹介させて頂くお客様の場合は『一目惚れ』、それではご覧ください。

『G’s』という特別感。

BMWのMモデル、メルセデスベンツのAMG、ホンダのType R、各メーカーには走行性能や質感に拘った『特別なモデル』が存在することも少なくありません。30系プリウスにラインナップされた『G’s』もそんな特別仕様車で、スポーティーなルックスと鍛え上げられたボディ剛性、その気にさせてくれるインテリアが魅力的なモデルです。そんな特別仕様に好感を持たれたオーナーのK様、リセールバリューの懸念などからディーラーの営業マンの方に少し反対されつつ購入されたという経緯の持ち主です。新車購入から9年が経過した今でも非常に綺麗な状態を保っておられます。

元々素性が良いG’sなので、内外装はほぼノーマル、カスタムカーではない車両も取り上げていきたいこちらの企画の趣旨にもハマっている1台です。ルーフに備わるベースラックは、オーナー様の趣味であるカヤックを積載する為のもの。特別仕様車でありながらも、普段乗り、趣味のレジャーにも幅広く対応してくれます。

『乗り換え』ではなく『乗り続ける』という選択。

30系プリウスも後期型で初度登録から10年を迎える車両が出てきました。世間一般的な価値観であれば『古いクルマ』といった位置付けになるのかもしれません。K様と当店が出会う前にも、メンテナンスを受けられていた店舗で『そろそろお乗り換えの時期ですよ』といったご提案を受けられた事があるというK様。

『このクルマを超える魅力を持ったモデルがなかった』と語られるK様のお車を見れば、愛車と接するお気持ち、価値観を伺う事ができます。そんなK様の『乗り続ける』為のお手入れ、メンテナンスを次項で紹介させて頂きたいと思います。

オリジナルの良さを尊重し、耐久性を考えた性能アップ

当店近郊でも冬になれば散布が始まる『融雪剤』、凍結防止にもなり安全面では非常に有難い存在なのですが、クルマにとっては少々厄介です。長く乗り続けるための防錆塗装の中でも耐久性の高い『アンダーコート』の施工は、G’sを大切にされるK様の気持ちが表れている部分にも感じます。

ショックアブソーバも走行距離10万kmを超えた時点でリフレッシュ、TEIN Endura Pro Plusは純正形状でありながら前後の減衰力調整が可能、G’s純正スプリングとの相性も抜群です。ボディに補強が入るG’sは減衰力を変更することでさらに安定感、走行性能を高めることが可能になります。メーカー様が考えられた配置の剛性を邪魔することがないパーツとして、Spoon 製の補強パーツ『リジカラ』を追加装着し、乗り心地の更なる質感アップも実現しています。

経年劣化で色褪せるケースが多いリアスポイラー、こちらもボディ色のホワイトパールに再塗装、黒よりも熱を持ちにくく、長い目で見た際の耐久性向上も期待できます。

G’sの魅力的な部分であるスポーツタイプのシート、こちらも忘れがちですが毎日乗ればヘタリも出てくる消耗品です。内部のウレタンを新品交換し、新車時の座り心地を取り戻しています。

あらゆるパーツを駆使してクルマを自分好みに改造していくことも魅力的ですが、『新車の時』を思い出すようなリフレッシュ、ついでにできる『性能アップ』、この2点はオリジナルを大切にされるK様ならではのリフレッシュプランでした。クルマの価値は単純に性能や価格で決まるものではないと当店では考えています。そのクルマに対してどう接するのか、K様から学ばせて頂く部分も非常に多いです。

昨今では新車納期の遅延、中古車価格の高騰など、カーライフの方向性に迷われる方も少なくありません。そんな時はいま所有されているお車ともう一度向き合ってみてください。どう進むべきか、『愛車』が教えてくれるかもしれません。

あの時『一目惚れ』したプリウスG’sを大切に思い、綺麗に維持されているK様、そんな姿勢からは古くからの日本の『物を大切にする』精神を感じます。このような記事の影響で1台でも大切にされていく『プリウス』が増えることを、当店では願っています。最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921 

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