乗り換えずに乗り続ける決断をされた方のメンテナンス。 プリウスα 後期型 Part.1
どのようなクルマに乗っていようとも、乗り換えを検討するタイミングが度々訪れるのではないかと思います。そんな中で昨今では『長く乗り続けたい』と判断する方も増えています。今回は乗り続ける選択をされた方の事例です。
『クルマの価値』
今回作業をご依頼頂いたお客様の愛車は、プリウスαの後期型で、走行距離は約22万kmです。お客様はプリウスα以外に、カローラクロスも所有されており、カローラクロスを手放すかこちらのプリウスαを手放すか考えられた末に、プリウスαを乗り続けるという選択をされた経緯があります。
その理由としてはこれまで乗ってきた中でトラブルが少なかったことや、乗りやすさや使い勝手の良さがカローラクロスを上回っていたという点が挙げられます。世間の相場価格で言えばカローラクロスの方が年式も新しいこともあって高価にはなりますが、それは世間の流れであって、オーナー様にとっての価値とは異なるものです。

走行距離が20万kmを超えてくると、乗り換えを考える方もおられれば『限界まで乗る』という考えにシフトされる方も少なくありません。プリウスαはサイズ感も良く、現行車種に同じようなクラスの車両がラインナップされていないのも、長く乗りたいと考える方が増えている背景にも感じています。


今回乗り続けるにあたり、ブレーキやサスペンションなど、快適性や安全性、そして安心感につながるメンテナンスをご依頼いただきました。プリウスαにとって第2のカーライフの始まりともといえるメンテナンスを行なっていきます。
安心感を高めるメンテナンス。

まずは走行距離を重ねて、各部に劣化が見られたブレーキのメンテナンスです。こちらはブレーキパッドやディスクローターの交換だけでなく、錆対策でキャリパーのブラケットを交換させていただいたり、ブレーキキャリパーのオーバーホールを行なったり、この先の安心感を高めるメンテナンスを行なっています。

プリウスαはハイブリッド車で、ブレーキを踏んだ際に少しクセのようなものを感じるというお声を聞くことがございますが、新車時のようにしっかりと動作している環境ができれば繊細な動きにもある程度対応してくれます。特に低速時のブレーキ動作に違和感を感じておられる方は、ブレーキ周辺の点検がオススメです。

続いてはエンジン側のウォーターポンプ、ハイブリッドシステムがわのウォーターポンプの交換です。昨今ではウォーターポンプ周辺から冷却水が漏れた形跡がある車両も見られます。交換の際はウォーターポンプの当たり面のチェックも行なっています。

ハイブリッドシステム(インバータ)のウォーターポンプは不具合を起こして入庫する車は少ないですが、回転数の異常による軽微な異常を示している車両は増加傾向です。こちらも長く乗り続ける中での安心感を高めたい方は予防的な交換がオススメです。
長く乗り続けたいとお考えのお客様の作業内容は多岐に及びます。続きはPart.2で紹介させて頂きます。
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