錆が出やすい地域の方のメンテナンス 30プリウスG’s Part.1

走行距離が少なくてもクルマの状態を悪くしてしまうのが『錆(サビ)』です。今回のお客様はこの先もプリウスに乗り続けたいということで、各部のリフレッシュをおこなっています。

耐久性を落とす厄介な存在。

今回ご依頼をいただいたお客さまのプリウスは走行距離が7万km未満であるものの、写真のような錆が多い状況でした。

ブレーキキャリパー内部の錆もこのような状態です。

ブレーキパッドの消耗度合いはすぐに交換が必要というわけではありませんでしたが、写真のような錆の影響でブレーキの動作は最適ではありませんでした。このような錆を放置すると、ブレーキパッドの偏摩耗や、ブレーキが効いたままの状態で走行してしまうこととなる『引きずり』の原因にもなります。

ハブボルトの根元にも錆が発生し、長い目で見るとよくない状態です。今回はこれらの錆が多い部分のメンテナンスを重点的に行います。

清掃と交換の使い分け。

ブレーキ周りは清掃で対応できる部分は清掃とグリスアップで、錆が酷く清掃しても再発が疑われる部分や、腐食が深そうな部分は部品交換を行います。ブレーキローター、ブレーキパッドは新品に、錆が酷かったブレーキキャリパーのブラケットも新品に交換です。

カシメ部分の錆が多く出ていたブレーキホースも交換します。こちらは錆が進行することでブレーキフルードが漏れ出るなどのリスクも予測できます。ブレーキは安全性に大きく関わる部分なので、長い目で見たメンテナンスも重要です。

ブレーキキャリパーは内部を清掃し、消耗部品の交換をするオーバーホールを行います。部品代金を節約するために各部分を清掃する手法もありますが、一度錆が発生した部分は再発しやすい側面もあり、判断を誤ると短いスパンでメンテナンスを繰り返さないといけなくなる場合もございます。交換すべきところは交換、再利用できるところは清掃、Kyoei Japanではその場のご予算だけでなく、お客様が乗られている間のトータルの出費を考えながら、最終的に無駄が少ないメンテナンスを行うことを心がけています。

Part.1では錆対策、ブレーキ周辺のメンテナンスが中心でした。次回は錆対策以外のリフレッシュも紹介していきます。

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