とてもカッコいいカスタムカーでも、ヘッドライトやテールランプが劣化していると仕上がりを大きく左右しますよね。今回は30プリウスを購入されてこれからカスタムをしていきたいというお客様の、下準備のような作業の紹介です。

より洗練された仕上がりの為に。

今回ご来店いただいたお客様のプリウスは30プリウスの前期型、標準グレードなので、ハロゲンタイプのヘッドライトユニットです。元々黄ばみは少ないものの、経年劣化によるくすみは感じられます。お客様はプリウスを購入されて、少しずつカスタムを楽しみたいということですが、大きく見た目が変わるホイールや足回りの変更よりも、最終的なバランスにも大きく影響する灯火類のリフレッシュからスタートされました。

テールランプも交換前は前期型の純正品、今回は単純に純正新品に交換ではなく、少し変化をつけて後期のG’s純正に交換していきます。

テールランプの交換はリアバンパーの脱着や、内張の脱着が必要になり少し大掛かりです。

ヘッドライトはHID仕様になる為、配線の変換やバルブを光らせるためのバラストキットなど、必要なものを予め用意しておりました。G’s純正のヘッドライト、テールランプは、内部がブラック基調になるのが特徴で、黒いボディに自然に馴染むため、交換後は落ち着いた雰囲気になります。

今回は更なるアクセントとして、Kyoei Japan “Virtue”のフロントリップスポイラーを装着させて頂きました。カラーは塗装ではなく、カッティングシートを貼り付ける『ラッピング』という技法でカーボン調に仕上げています。塗装では再現しにくいカラーリングに仕上げることも可能ですので、ご興味がある方はお気軽にご相談ください。灯火類に加えて外装にもアクセントを追加し作業完了です。

素材の良さを活かすカスタム。

完成後の写真がこちらです。リップスポイラーはボディ同色で取り付けるよりも少しだけ視覚化されやすくなります。それでも主張が強すぎることは無く、非常に落ち着いた印象に感じます。

ヘッドライトのインナーブラックも全体の雰囲気を整えるために好影響を与えてくれます。新品のヘッドライトの輝きは中古品の再生とは違った輝きがあり、オーナー様も満足されていました。

テールランプもヘッドライトと同様で、内部がブラック基調になりますので、こちらも黒いボディとのマッチングは非常に良くなっています。オーナー様はこれからホイールや車高などもカスタムされる予定ですと話されておりました。せっかくホイールや車高が決まっていても、灯火類が劣化しているだけでクォリティを損なってしまいます。ヘッドライトやテールランプの交換はそれなりに費用もかかりますが、とても満足度の高いメニューであると当店では考えています。ヘッドライトの劣化や光量不足でお悩みの方もお気軽にご相談ください。

最後になりましたが、今回は千葉県よりご来店いただきました。現在構想中のプランも実現できればとても面白いプリウスに仕上がると思います。お車の状態も比較的良好なので、カスタムを少しづつ楽しみながらプリウスのある生活を満喫していただければと思います。この度は遠方からのご来店誠にありがとうございました。

作業内訳

ヘッドライト交換 ZVW30プリウス G’s用

変換ハーネス取り付け（前期ハロゲンから後期HID用）

FCL HID 55Wキット取り付け（ロービーム側）

テールランプ交換 ZVW30 プリウス G’s用

Kyoei Japan Virtue フロントリップスポイラー取り付け　　　　　　　　　　　（カスタム カーボンラッピング仕様）

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