錆が出やすい地域の方のメンテナンス 30プリウスG’s Part.2

前回に引き続き、錆が出やすい地域にお住まいの方のプリウスのメンテナンスです。続いてはサスペンションのメンテナンスです。

乗り心地と耐錆性能の強化。

今回お客様からは、不具合によるメンテナンスのご依頼ではなく、乗り心地を良くしたいという趣旨でのご相談でした。交換前は特に不具合はありませんでしたが、錆が出はじめていたり、ショックアブソーバのダストカバーが破れているなど、少しずつ劣化は進んでいる状況です。

今回交換に選んだパーツは、TEIN エンデュラプロ プラスです。こちらの商品はショックアブソーバの効き具合の調整ができるため、G’sの補強パーツに合わせた乗り味に微調整をすることも可能です。また、表面の塗装も普通の塗装ではなく、粉体塗装(パウダーコート)と呼ばれる塗膜の厚い塗装ですので、錆に強いことも特徴です。こちらの商品は融雪剤を多く撒かれる地域にお住まいの方や、沿岸部にお住まいの方にもおすすめできる商品です。

ルックスもリフレッシュとアップデート。

これまでお話ししてきた錆対策以外に、見た目的に気になる部分のリフレッシュとアップデートを行います。まずはヘッドライトのクリーニングです。

写真のようにヘッドライトのくすみや黄ばみが気になる方は多いかと思います。これらの対策として最も綺麗にできるパターンとしては新品ヘッドライトへの交換ですが、費用はそれなりに必要となります。そのほかの方法として、現物を磨いてきれいにした上で、硬化剤の含まれるクリアコーティングをかけたり、プロテクションフィルムを貼る方法もあります。

それらの方法を含めて検討した結果、今回はヘッドライトを磨いて綺麗にした上で、1年ほどの耐久性があるガラス系のコーティング剤を施行させて頂きました。こちらは最もリーズナブルなプランとなります。そちらに決まった理由としては、『ポジションランプ』です、G’sを含めた後期型のバルブ交換ができない側面があり、昨今バルブの不具合で不点灯となり、金額をかけてリフレッシュしたヘッドライトが無駄になる事例も増加しています。年式的にリスクが高まっていることから、リーズナブルなメンテナンスを定期的に行なっていく方法をあえて選択して頂きました。30系プリウスは日々定説が通用しない実例が増加しています。お客様の価値観や車両の状態をしっかりと見極めていくことが非常に大切です。

外観でのアップデートとして、弊社オリジナルブランド『Virtue』のフロントリップスポイラーを装着させて頂きました。弊社のブランドコンセプトとしては、プリウス本来のスタイルや性能を損なわないことで、長く使っても飽きが来ないようなデザインを心がけています。リフレッシュした後の生まれ変わったプリウスを長く楽しんでいきたいというお客様にもピッタリなタイミングでは無いかと思います。

カラーリングに関しては、ボディー同色でも良いですが、今回のような黒色との塗り分けでも楽しめると思います。主張が強すぎないデザインだからこそ生まれる遊び心もお楽しみいただけると幸いです。

最後になりましたが、今回は千葉県よりリピートでのご来店を頂きました。遠方からのご来店誠にありがとうございます。初回のご来店時から、沿岸部にお住まいである背景による錆が気になっていて、今回のメンテナンスである程度のリフレッシュができたことは、弊社でも安心しています。これからも気になる点がございましたらお気軽にご相談いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

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