利便性の良さ、快適さを求めて。ZVW55 プリウス リフトアップスプリング取り付け。

車高を変化させるカスタムの定番は”下げる”方向ですが、どうしても利便性を損ない、下回りをぶつけてしまうリスクも高まります。行きたかった場所に行けなくなる、なんていうことも起こり得ます。今回のお客様も、”行きたい場所に気兼ねなく行きたい”というご相談からのスタートでした。

車高を”上げる”メリット。

プリウスの車高を”上げる”カスタムに関しては、定番ではないものの少しづつ浸透しているジャンルです。特に北海道など積雪の多い地域では、タクシードライバーの方々からの需要も多いカスタムで、見た目よりも積雪時にアンダーカバーを破損しない為、といった実用的な理由で行う方が多いです。

今回ご依頼いただいたお客様の場合は、積雪の多い地域にお住まいではありません。魚釣りを趣味にされていて、フィールドの近くで荒れた路面も多く『下回りに気を遣わず走りたい』というリクエストでした。まずは足回りの仕様変更で、車高をアップしていきます。

車高が上がるスプリング。

今回チョイスさせていただいたパーツは、Chuhatsu Plus Multi Road(チューハツプラス マルチロード)というスプリングです。サスペンションのバネ部分を交換し、約2cmほど車高が上がる商品です。今回はスプリングの交換に伴い、ダストブーツやスラストベアリングなどの消耗品は同時に交換しています。

スプリングの交換後は、フェンダーとタイヤの隙間も広くなり、車高が上がっていることが分かります。しかしながら、既存のタイヤ外径では、隙間が大きく開く事で少しアンバランスにも感じます。実用性も高めつつ、見た目にも拘りたいという事で、もう少しアレンジを加えていきます。

タイヤ交換でバランスを整える。

スプリング交換が終わった状態の写真です。やはり横から見るとフェンダーとタイヤの隙間が気になります。標準的な15インチサイズのホイールではタイヤに厚みが出るため違和感も少ないのですが、お客様のプリウスには18インチのホイールが装着されているため、余計に隙間が際立つ印象です。

そんな”隙間”を埋める感覚で、タイヤの外径を少しアップしていきます。同時に少しだけワイルドな印象を与えるために、オールシーズンタイヤを装着していきます。車高を上げるカスタムではオフロードタイヤを使用するパターンも見かけますが、ロードノイズが大きくなるなどデメリットもあるため、今回は間をとってオールシーズンタイヤを使用します。

これによりタイヤとフェンダーの隙間も埋まり、クロスオーバーSUVのようなルックスになりました。タイヤ外径のアップで車体下のクリアランスも上がり、扁平率も上がるので悪路走行時の安心感も生まれます。

趣味の魚釣りに行かれる際の安心感も、以前より増したのでは無いかと思います。車高を下げるカスタムには少なからずデメリットもありますが、今回のような車高を上げるカスタムには、極端なセッティングでなければ殆どデメリットはありません。プリウスをどのような状況で使用されるかによって、カスタムの方向性や満足度は大きく変わります。日頃感じている物足りなさ、改善したいポイントなどございましたら、お気軽にご相談ください。最後になりましたが、この度は京都府亀岡市からのご来店でした。趣味の魚釣りにも、毎日のドライブにも安心快適なカスタム内容になったのではないかと思いますので、これからもプリウスのある生活を満喫していただければと思います。この度は足回り改善のご依頼誠にありがとうございました。

お問い合わせ、お見積もりは『コチラ

Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921 

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL