『綺麗』である事の重要性。NHW20プリウス、各部のメンテナンスのご依頼。

プリウスを『世界のエコカー』として認知されるステージに押し上げたモデルと言って過言ではないのがプラットフォームとしては2代目となる20系プリウス。10周年アニバーサリーの特別仕様車もリリースされていた、今でも根強いファンが多いモデルです。今回登場する20プリウスも、拘りの強いオーナー様に愛された1台です。

20系プリウスにも見られる吸気系の汚れ

当店のブログやYoutubeチャンネルをご覧になられた方ならご存知かと思いますが、30系プリウスでは吸気系に溜まったカーボンによる不具合が多い傾向にあります。特に30系から採用されたEGRバルブに溜まるカーボンが厄介であることは巷でも有名になっている問題です。それでは20系プリウスではどうでしょうか。

20系プリウスには先述のEGRバルブは存在しないものの、排気ガスを綺麗にするために吸気側に汚れた空気を戻している構造は変わりません。写真はガソリンを噴射しているインジェクター周辺の汚れです。インジェクターから噴射される微細なガソリンのミストは、堆積したカーボンに吸着されたりするので、その分たくさんのガソリンが必要となり、加速のもたつき、エンジン始動時の違和感につながります。

この辺りのカーボンを除去することで燃調の最適化が期待できます。清掃後は市販のガソリン添加剤の効果も向上しますので、清掃後の良い状態を保つ為にもオススメです。

30系プリウスにも見られるインテークマニホールドのオイル溜まりですが、これは20系にも見られます。インテークマニホールドが金属製ですので、超音波洗浄機での清掃効果も高いです。

オイルもなくなり、細かい汚れも落とすことが出来ました。汚れたオイルのミストによる汚れ付着も懸念されますので、このようなメンテナンスもオススメです。

燃費の向上に関して関係性は高いと言えるのが、スロットルバルブの清掃です。こちらにも汚れが溜まりがちで、汚れが溜まってもできる限り調子の変化が起きないように、車両のコンピュータが補正をかけます。それによる燃費の悪化も起こりますので、定期的に汚れを落とし、コンピュータの学習値を最適化するのも、燃費を気にする方にはオススメです。全ての清掃が終われば、アイドリング不調が起きないように初期学習を終わらせて作業完了です。

古さゆえに際立つ美しさ。

今回のお客様の20プリウスは一目見ただけで手入れが行き届いていることが伝わってきました。下回りも拝見させて頂きましたが、ショックアブソーバがリフレッシュされていたり、目立ったオイル漏れや錆などが少ないことも愛着を感じられるポイントです。

ボディも艶がかなりあって、普段のお手入れの丁寧さを伺えます。現行車種であっても、1年経てばここまでの艶を放てなくなっている車両を街中でも多く見かけます。古いモデルだからこそ、更に際立つ美しさがそこにありました。拘りと愛情を持って接すれば、オーナー様にとってのクルマの価値は何年経っても変わりません。クルマを大切にすることの価値と喜びを改めて学ぶことができたお仕事でした。

最後になりましたが、今回は大阪府からご来店いただきました。当店にも20系プリウスの代車があり、20系の魅力は捨てがたいものがあると思っています。今回ご来店いただいたお客様のように『これからも長く乗り続けたい』と仰られる気持ちも理解できますので、今後もできる限りのサポートは続けていきたいと思います。最後になりましたが、この度はピカピカの20系プリウスと共にご来店いただき、誠にありがとうございました。

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