嫌な行事を前向きに、車検と同時の仕様変更。       30プリウス 前期型

この国で自動車を所有すれば必ず付いてくる行事が、2年に一度訪れる『車検』です。その大半が自賠責保険や重量税などの法定費用が占めることから、出費に対する効果が薄く、楽しみでその日を迎える方がかなり少ないのではないでしょうか? 当店ではそんな車検を少しでも有意義なものに変えられればと日々考えております。今回のお客様は車検でお車をお預かりする機会を利用して、プリウスの雰囲気をガラリと変えられました。一体どのような変化だったのでしょうか。

車を乗り換えようとも考えた。

車検のタイミングでお車の乗り換えを考えられる方も多いのではないでしょうか。実は今回のお客様もそのうちのお1人です、しかしながら昨今の新車納期の遅延であったり、価格の割に大幅な進化をしていない現状など、お車の乗り換えに関して迷われることもあったようです。

当店では車両販売も行なっておりますので、もちろんお乗り換えをご提案させて頂くこともございます。ただ、『お車が古くなっているから』、『今後トラブルが出る可能性があるから』、といった安易な考えでお乗り換えを勧めることはありません。特に長くプリウスに乗って来られたお客様にとっては、おクルマのスペックだけでは語り尽くせない思い出が存在しているケースも少なくないからです。

乗りやすくて気に入っている愛車、『これから長く乗り続けるために気分を一新したい』お客様のご希望に出来るだけ沿えるような、車検プランのスタートです。

普段乗りだけで無く、趣味にも振った仕様に。

お客様のプリウスは平成23年式、走行距離は6万km台ですが、それなりに経年劣化は見られる状況でした。足回りをリフレッシュしたいというお話の中で、『キャンプが趣味なので使い勝手を良くしたい』というご希望をいただいておりましたので、車高を上げる形でリフレッシュを行っていきます。

今回チョイスさせて頂いたパーツは、KYB製の純正互換品であるショックアブソーバで、専用スプリングを同時装着することで約2cm〜2.5cmの車高アップが実現できる商品です。更に追加のご提案で、ロアアームのボールジョイントも交換させて頂いております。

こちらは常に稼働する部分で、劣化が進むと乗り心地の悪化や異音の発生につながります。ショックアブソーバが新品になることで大幅な乗り心地改善が実現できますが、ロアボールジョイントのような細かいパーツによる相乗効果も需要な要素です。交換後はきつい段差にのった際のドンッと伝わる衝撃が和らぎ、新車時に近づいた雰囲気です。

上がった車高に合わせてタイヤサイズも少し上げます。純正の195/65R15から、205/70R15へ、外径が大きくなりますがスピードメーターの誤差は問題なく、車検対応のカスタムです。これにより更に1cmほど車高が上がり、見た目の雰囲気を大きく変えることに成功しました。

自動車を利用したキャンプでは、写真映えなどの観点からルックスも重要視される方が少なくありません。ノーマル状態のプリウスでキャンプに行くよりも『それっぽさ』は出たのではないかなと思いました。

見た目だけでなく、肌に触れる部分もリフレッシュ。

当店のブログで書かせて頂くリフレッシュメニューに関しては、足回りやエンジン吸気系など、機能面の部分が多いですが、長く乗り続けてこられたお車に関しては『インテリア』のリフレッシュも重要視しています。

今回は特に気になるステアリングホイール(ハンドル)と、シートに新品のシートカバーを装着させて頂きました。外装パーツの見た目はもちろん重要で満足度も高いのですが、毎日ドライブされるオーナー様にとってはインテリアの質感はとても重要であると当店では考えています。

ステアリングは国産メーカーである『レアル』のレザーステアリングをチョイスさせて頂きました。こちらは純正のステアリングと交換するタイプで、作りも非常に綺麗な商品です。縫い目の色、表皮の質感など様々なタイプから選択できる楽しさもございます。プラスアルファとして、写真に写るシフトノブも、クスコ製の丸型タイプに変更しました。

シートカバーも信頼できる国内メーカー『クラッツィオ』のものを装着させて頂きました。こちらもフィッティングが良く、ゴワツキも出にくい為オススメです。これらのメニューで内外装大きく変化を付けることができました。なんとなく乗ってる車より『乗りたくなるクルマ』に仕上げることができれば、おクルマに関する悩みや迷いも少なくなりそうですね。

皆様それぞれにある、プリウスの使い方。

仕事場へ向かう通勤車、大切なお客様を目的地へ送り届けるタクシー、大切な家族と楽しい休日を過ごすためのクルマ、皆様それぞれにプリウスの使い方があります。今回のお客様のように普段乗りだけでなくキャンプ場での楽しみをプラスするような使い方もその一つです。

また、プリウスだけに限らず、大切に思っているモノに対しては、メンテナンスや修理に対するモチベーションが違うのでは無いでしょうか。それはお気に入りのスニーカーであったり、時計であったり、パソコンやゲーム機器などにも当てはまります。

当店では、そんな『愛着』を持ってプリウスと接して頂けるようなご提案やお手伝いを重要視しています。今回のお客様のような車検と同時のリフレッシュやカスタマイズは、これからプリウスに乗りたいと思っておられる方々や、このまま乗り続けるべきか買い替えるべきか迷っておられる方々に対して一つのヒントになる存在かもしれません。

最後になりましたが、この度は京都市伏見区からのご来店誠にありがとうございました。進化した相棒とのキャンプや何気ないドライブを、心ゆくまでお楽しみいただければと思います。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

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Kyoei Japan (プリウス専門店) / Kyoei Auto Service 

〒623-0046 京都府綾部市大島町坂尻2番地

Tel:0773-42-6921 

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