30プリウス 後期型 車幅増による構造変更

皆様こんにちは、お世話になっております。日頃より当店のブログをご愛読いただき誠に有難うございます。初めての方もご訪問誠に有難うございます。こちらはプリウス専門店Kyoei Japan』のスタッフブログになります。プリウスの修理パーツの取り付けイベント情報などを不定期で更新させていただいております。

今回のブログはプリウスの車検ですが、少し変わった車検についてご紹介していきたいと思います。前回のブログで車検と同時にカスタマイズを行う例をご紹介致しましたが、今回もそのような内容となります。ご依頼いただいたメニューとしては、車検と同時にフロントにワイドフェンダーを装着するというものです。

こちらが今回装着させていただいた『Speziell』製のフロントフェンダーです。純正より片側で約1.5cmほどワイドになる商品です。車検のルール上では片側1cm、両側で2cm車幅が変わる場合に構造変更の手続きが必要となります。

今回はそちらのルールに触れる可能性が高いので、陸運局で寸法を測って頂き、必要であれば構造変更を行うという流れで作業を進めていきます。

今回ご依頼いただいたお客様は大阪府高槻市にお住まいですので、大阪府の陸運局での手続きとなります。

今回は全体の車幅が変わっていない可能性がゼロではなかったので、事前に新規レーンから通させて頂く旨を伝えており、まず全体の寸法を測ります。

結果的に約5cmほど幅が広くなっていましたので、構造変更手続きが必要となりました。プリウスの場合は構造変更をする事で減税が適用されなくなる事があります。メーカーが定める基準値よりも寸法や重量が変わらなければ『算低燃費値取得済証』という書類を用いて減税を維持することも可能ですが、今回は基準値を上回る車幅の変更だったため、減税が効かなくなってしまいました。

無事に検査も終わり、車幅の公認が取れました。これで今後の継続車検も安心して通す事ができます。こちらのお客様は当初より『トヨタディーラーでの点検に入庫したい』というご希望があったので、当店でもカスタマイズのお手伝いをさせて頂く場合は全て車検に対応したパーツをチョイスさせていただいております。

全体のおさらいです。今回ご依頼いただいた内容は、先程のフロントフェンダー交換、こちらの車両はAimgain製のエアロパーツが装着されている為、フェンダーを交換するにあたってサイドステップの部分に加工が必要でした。こちらの加工は同じ綾部市の堀川一鈑金様にて違和感なく仕上げて頂きました。

サイドステップ下部のカナード形状のスポイラー、リアフェンダーに装着しているレクサスRCF 純正のフェンダーアーチモールはお客様がご用意されたものを塗装して取り付けしています。

お車をカスタマイズしていく上で『車検に通る範囲内で』という条件でとなれば、『少ししか改造できないのでは』と思われる方もおられるかと思いますが、ルールをしっかりと理解することでしっかりと手数をかけて楽しむ事ができます。

最後になりましたが、この度は大阪府からのご来店誠にありがとうございました。今回のお客様は派手なカスタムよりも好きな場所に気軽に出かけれて困った時には最寄りのディーラーにも駆け込めるといった『安心感』を重要視されているのでは無いかと思います。1点物のハイレベルなカスタムが魅力的なのは間違いない事ですが、気兼ねなく乗れる自分だけのパートナーのような愛車も悪くない物です。

当店では指定工場の強みを生かし毎日気兼ねなく乗れるカスタマイズのお手伝いをさせて頂きます。皆様に合った仕様を作り上げていくお手伝いを致しますので、お気軽にご相談ください。宜しくお願い致します。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。当店のブログはトラブルやメンテナンスに関する内容が多いですが、このようなお客様一人一人に合う仕様変更なども得意とさせていただいております。皆様にとって最高のプリウスをパーソナライズさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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