NHW11 プリウス インバータ冷却系異常

皆様こんにちは、お世話になっております。当店のサービスカーとして活躍し始めたNHW11型プリウスですが、つい先日、走行中に警告灯が点灯しました。

 

診断機を繋ぎ、故障コードを確認したところ、『 P3130 インバータ冷却系異常』が確認されました。インバータが何らかの原因により異常発熱しているようです。運良く会社のすぐ近くで異常が出たためインバータ本体にダメージが無かったのがせめてもの救いです。

では、インバータが発熱した原因を探っていきます。インバータもエンジンと同じように水冷式(冷却水で冷やす方式)ですので、冷却水を送るためのウォーターポンプが備え付けられています。NHW11型プリウスも、現代のハイブリッドシステムと同様に、電動ウォーターポンプを採用しています。ウォーターポンプに電源が来ているにも関わらず、ウォーターポンプの作動音がしていないため、今回のトラブルの原因はこちらのウォーターポンプの不調によって冷却水が送られず、インバータが異常発熱した事で間違いありません。

今回は新品のウォーターポンプを使用し、修理していきたいと思います。

インバータ側の冷却水をこちらから抜きます。

インバータのウォーターポンプは助手席側のヘッドライトの後ろ側に取り付けられています。交換に際して、フロントバンパー、助手席側のヘッドライトを取り外す必要があります。ヘッドライ

ウォーターポンプの取り付けが終了し、こちらから冷却水を入れます。

補充するだけでは冷却水にエアーが混入してしまいますので、診断機を使用しエアー抜きを行います。

診断機のガイドに従い作業を進めていきます。

冷却水のエア抜きが終われば作業完了です。猛暑の中テストドライブもしましたが警告灯も点灯せず、無事に修理完了です。

 

歴代プリウスを乗り比べると20年間のテクノロジーの進化をもの凄く感じることができます。ただ、基本的な構造は、現在のハイブリッドシステムとの共通点も多く、今回の故障もあらゆるハイブリッド車でこの先起こりうるトラブルでもあります。

当店では未来のトラブルに備え、初期型『THS(トヨタハイブリッドシステム)』という、現在のハイブリッド車社会を作り上げた『原点』とも言えるシステムを搭載した車両を所有し、トラブルと向き合いながら今後に活かしていきたいと思います。現代のプリウスに比べ、野暮ったいフォルムではありますが、走りはとてもスムーズです。さらには扱いやすいボディーサイズと丸みを帯びた愛らしいルックスは見れば見るほど愛着が湧いてくるものです。笑

初代プリウスを見たことが無い方もおられるかと思います。当店に足を運んでいただければ実際に試乗していただくことも可能でございます。プリウス愛の強い方のご来店を心よりお待ちしております!笑

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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