NHP10 アクア ハイブリッドシステム メインバッテリー交換

皆様こんにちは、お世話になっております。今回も県外のお客様からのご依頼で、トヨタ アクアのハイブリッドシステムのメインバッテリーを交換させて頂きました。今回入庫したアクアは平成24年式で走行距離は約89000キロ、メインバッテリーは15万キロを過ぎたあたりから不具合を起こしがちですが今回のアクアはかなり早く症状が出たケースでは無いでしょうか。

入庫時には既にハイブリッドシステムの異常がついた状態でした。診断機で確認したところ、『P0A80 電池内部異常』が確認できました。 

写真で印がしてある電池ブロック4の電圧が他のブロックより低いです。電圧にバラツキが出ると、バッテリーが充電不良を起こし、異常が出てしまいます。

作業を開始するにあたり、セーフティープラグを外し、インバーターで高電圧回路が遮断されている事(0ボルト)の確認をします。

 

 

0ボルトの確認ができた所で中古バッテリーに載せ替える為にバッテリーを取り外していきます。

 

 

リアシートの座面を取り外すとハイブリッドバッテリーが姿を表します。座面を外すのがとても硬いです。

 

 

バッテリー上部のコネクターカバーのオレンジのクリップは、

 

セーフティープラグの下端を使用し取り外します。

 

 

コネクタを全て外しバッテリーを降ろした所です。今回の修理で気になった点はバッテリー冷却ファンの汚れです。

 

 

かなり埃が溜まっています。

 

 

ダクト内もこの通りです…。今回取り付ける中古バッテリーには冷却ファンが付属しておりました。そちらも中古品ですので清掃してから取り付けました。ファンに埃が溜まり冷却機能が低下しバッテリーの寿命を短くしてしまったという事も考えられます。

 

 

ホコリの侵入を防ぐ為にも通気口に被せるフィルターの装着をオススメします。(写真は30プリウス用ですがアクア用もございます)

 

 

一通り作業も終わりチェックランプが消灯されている事も確認できました。

 

 

試乗しても問題なく、コンピューター上でも異常は見られず無事に作業終了です。ご依頼いただいたお客様からも感謝の言葉をいただけて良かったです。バッテリーの寿命はハイブリッド車のオーナーだけでなくこれからハイブリッド車に乗られる方々もとても気になる所では無いかと思います。使用状況により個体差はありますが、発売当初よりも修理の内容のバリエーションも増えてきました。当店では新品交換だけでなく中古品の有効活用やリビルト品の使用など、お客様に合わせて色々な修理プランをご用意しております。まずはお電話からでも結構ですのでお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。

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